「マニア」は、特定の分野に熱中し、深い知識を持つ人を指す言葉です。コレクターや専門家的なニュアンスがあり、「鉄道マニア」「カメラマニア」などと使われます。
「マニア」の意味
「マニア」には主に2つの意味があります。
1. 特定分野に熱中する人
特定の趣味や分野に深い関心を持ち、知識を蓄積したり、関連するものを収集したりする人を指します。「鉄道マニア」「カメラマニア」「ワインマニア」のように使います。コレクター的な要素や、専門的な知識を持つニュアンスが含まれます。
2. 熱狂・躁病(医学用語)
精神医学では「躁病」を意味し、極度に興奮したり活動的になったりする状態を指します。「マニック(manic)」という形容詞は「躁状態の」という意味で使われます。
読み方・表記
「マニア」の読み方は「まにあ」です。
英語の「mania」(メイニア)が語源ですが、日本語では「マニア」と発音します。
なお、英語の「mania」は「熱狂状態」を指し、「人」を指す場合は「maniac(マニアック)」を使います。日本語の「マニア」は「人」を指す言葉として定着しており、この点で和製英語的な用法といえます。
形容詞「マニアック」は「マニア的な」「専門的すぎる」という意味で使われ、「マニアックな話題」「マニアックな商品」などと表現します。
使い方と例文
- 祖父は切手マニアで、世界中の珍しい切手を集めている。
- 彼女はオーディオマニアとして知られ、機材への投資は数百万円に及ぶ。
- この店はマニア向けの品揃えで、初心者には敷居が高いかもしれない。
- マニアの間では有名だが、一般にはあまり知られていない。
語源・由来
「マニア」の語源は、ギリシャ語の「μανία(mania)」で、「狂気」を意味します。
古代ギリシャでは、単なる精神異常ではなく、神々から与えられた霊感や熱狂を指す言葉でもありました。プラトン哲学では、詩人や預言者が神の力によって「マニア」の状態になり、常人には見えないものを見ると考えられていました。
この言葉がラテン語を経て英語に入り、「熱狂」「躁病」の意味で使われるようになりました。日本には英語を経由して入り、1914年発行の『外来語辞典』にはすでに収録されています。日本では「熱中している人」という意味で定着し、100年以上の歴史を持つ言葉です。
類語・関連語
よくある質問
「マニア」と「コレクター」の違いは?
「コレクター」は物を収集する人を指し、「マニア」は知識や情熱も含めた熱中全般を指します。「切手コレクター」は切手を集める人、「切手マニア」は切手について詳しく熱中している人というニュアンスです。
「マニアック」はどういう意味?
「専門的すぎる」「一般向けではない」という意味の形容詞です。「マニアックな知識」「マニアックな趣味」のように使います。英語では否定的なニュアンスが強いですが、日本語では褒め言葉として使われることもあります。