避難勧告
ひなんかんこく
目次
  1. 「避難勧告」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「避難勧告」は、かつて災害発生のおそれがある場合に住民に避難を促す情報でした。しかし、避難指示との違いが分かりにくく逃げ遅れの原因となっていたため、2021年5月に廃止され、避難指示に一本化されました。

「避難勧告」の意味

「避難勧告」は、2021年5月19日まで使用されていた避難情報です。災害が発生するおそれがある場合に、市区町村長が住民に避難を「勧める」ものでした。

「勧告」には「こうした方がよいと勧め告げる」という意味があり、強制力を持たない「お願い」のニュアンスがありました。このため、避難勧告では避難せず、避難指示を待つ人が多く、逃げ遅れの原因となっていました。

現在はこの言葉は使われていません。

読み方・表記

「避難勧告」の読み方「ひなんかんこく」です。

英語では「Evacuation Advisory」といいました。1961年の災害対策基本法制定時から2021年まで、約60年間使用されていました。

使い方と例文

「避難勧告」を使った例文(過去の用法)
  • 大雨警報を受けて、市は○○地区に避難勧告を発令した。
  • 避難勧告の段階で避難していれば、被害は防げたかもしれない。
  • 2021年の法改正で避難勧告は廃止された。

語源・由来

「勧告」は「勧めて告げる」という意味の漢語です。法律用語としては、相手に一定の行為を促すが、強制力を持たないものを指します。

「避難勧告」は1961年の災害対策基本法制定時に設けられましたが、2021年の法改正で廃止されました。

類語・関連語

よくある質問

Q
避難勧告はなぜ廃止された?
A
避難指示との違いが分かりにくく、「避難勧告ではまだ大丈夫」と考えて避難しない人が多かったためです。住民アンケートでは、両者の違いを正しく理解していた人は2割未満でした。
Q
今は何が出る?
A
現在は「避難指示」(警戒レベル4)が発令されます。避難指示が出たら、危険な場所から全員避難してください。その前段階として「高齢者等避難」(レベル3)もあります。