押捺
おうなつ
かんたんに言うと
「押捺」は、印章や指紋を押して印影を得ることを意味する言葉です。現代では主に「指紋押捺」という形で使われ、入国管理などの場面で本人確認のために指紋を押すことを指します。ビジネス文書ではほとんど使われません。
「押捺」の意味
「押捺」は印章や指紋を紙などに押して印影を得ることを意味します。「押」も「捺」も「おす」という意味を持つ漢字です。
印鑑を押す場合にも使えますが、一般的には「指紋押捺」という形で使われることがほとんどです。ビジネス文書で印鑑を押す場合は「押印」または「捺印」を使うのが一般的です。
読み方・表記
「押捺」の読み方は「おうなつ」です。
「捺」は常用漢字外のため、公文書では使用頻度が低くなっています。
関連する熟語には以下のものがあります。
- 指紋押捺(しもんおうなつ):本人確認のために指紋を押すこと
- 押捺拒否(おうなつきょひ):指紋押捺を拒否すること
使い方と例文
「押捺」を使った例文
- 入国審査で指紋の押捺を求められた。
- 外国人登録の押捺制度は2000年に廃止された。
- 書類に印鑑を押捺する。
- 指紋押捺は2007年に再導入された。
語源・由来
「押捺」は「押」と「捺」という、どちらも「おす」を意味する漢字を組み合わせた言葉です。
日本では、外国人登録法に基づく指紋押捺制度が1955年から実施されていました。16歳以上の外国人は、外国人登録の際に左手人差し指の指紋を押すことが義務付けられていましたが、人権問題として議論され、2000年に廃止されました。
その後、2001年のアメリカ同時多発テロを受けて、2007年から入国管理において指紋認証が再導入されています(特別永住者は対象外)。
類語・関連語
よくある質問
Q
「押捺」と「押印」「捺印」の違いは?
「押捺」と「押印」「捺印」の違いは?
A
「押捺」は印鑑だけでなく指紋を押す場合にも使える言葉で、主に「指紋押捺」の形で使われます。「押印」「捺印」は印鑑を押す場合に使い、ビジネス文書ではこちらが一般的です。
「押捺」は印鑑だけでなく指紋を押す場合にも使える言葉で、主に「指紋押捺」の形で使われます。「押印」「捺印」は印鑑を押す場合に使い、ビジネス文書ではこちらが一般的です。
Q
現在も指紋押捺は行われている?
現在も指紋押捺は行われている?
A
2000年に外国人登録法の指紋押捺は廃止されましたが、2007年からテロ対策として入国管理で指紋認証が再導入されています。特別永住者や16歳未満は対象外です。
2000年に外国人登録法の指紋押捺は廃止されましたが、2007年からテロ対策として入国管理で指紋認証が再導入されています。特別永住者や16歳未満は対象外です。