捺印
なついん
かんたんに言うと
「捺印」は、自筆の署名に印鑑を押すことを意味する言葉です。正式には「署名捺印」の略で、署名と印鑑の両方で本人確認ができるため、最も法的効力が高い方法とされています。重要な契約書で使われます。
「捺印」の意味
「捺印」は「署名捺印」の略語です。本人が自筆で書いた名前(署名)に印鑑を押すことを指します。
署名は筆跡鑑定により本人確認ができ、印鑑は印影鑑定により本人確認ができます。両方を組み合わせた「署名捺印」は、書類の証拠能力を最も高める方法です。
また、単純に印鑑を押す行為を「捺印」と呼ぶ場合もあります。
読み方・表記
「捺印」の読み方は「なついん」です。
「捺」は常用漢字外のため、公文書では「押印」が使われますが、ビジネス契約書などでは今でも「ご署名・ご捺印ください」という表現が使われます。
関連する熟語には以下のものがあります。
- 署名捺印(しょめいなついん):自筆の署名+印鑑
- 記名捺印(きめいなついん):記名押印と同じ意味
使い方と例文
「捺印」を使った例文
- 契約書にご署名・ご捺印をお願いいたします。
- こちらの欄にご捺印ください。
- 捺印が不鮮明なため、再度お願いできますか。
- 重要書類には必ず捺印が必要です。
- 実印でご捺印をお願いします。
語源・由来
「捺印」は「署名捺印」を省略した言葉です。
「捺」は「おす」「おさえる」という意味を持つ漢字です。旧民事訴訟法326条では「署名又ハ捺印アルトキ」と規定されており、もともとは「捺印」が法律用語として使われていました。
しかし、1981年の常用漢字表で「捺」が含まれなかったため、現行の民事訴訟法228条4項では「署名又は押印があるとき」と改められました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「捺印」と「押印」はどう使い分ける?
「捺印」と「押印」はどう使い分ける?
A
自筆の署名に印鑑を押す場合は「捺印」、印刷などの名前に印鑑を押す場合は「押印」を使います。重要な契約書では「ご署名・ご捺印ください」、一般的な書類では「ご押印ください」が適切です。
自筆の署名に印鑑を押す場合は「捺印」、印刷などの名前に印鑑を押す場合は「押印」を使います。重要な契約書では「ご署名・ご捺印ください」、一般的な書類では「ご押印ください」が適切です。
Q
なぜ「捺印」は法的効力が高い?
なぜ「捺印」は法的効力が高い?
A
「捺印」は署名(自筆)と印鑑の両方で本人確認ができるためです。署名は筆跡鑑定、印鑑は印影鑑定により本人であることを証明できるため、証拠能力が最も高くなります。
「捺印」は署名(自筆)と印鑑の両方で本人確認ができるためです。署名は筆跡鑑定、印鑑は印影鑑定により本人であることを証明できるため、証拠能力が最も高くなります。