窺う
うかがう
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かんたんに言うと
「窺う」は、様子をそっと探ったり、時機が来るのを待ち受けたりすることを表す言葉です。敬語ではありません。常用漢字外のため、新聞などでは「うかがう」とひらがなで表記されます。
「窺う」の意味
「窺う」には主に4つの意味があります。
1. 様子をそっと探る
ちょっとした変化も見逃すまいと観察することです。「相手の様子を窺う」「顔色を窺う」のように使います。
2. 時機・チャンスを待つ
良いタイミングが来るのを待ち受けることです。「言い出す機会を窺う」「反撃のチャンスを窺う」のように使います。
3. 察知する・推測する
「窺える」「窺われる」の形で、自然に察知できることを表します。「彼の覚悟が窺える」のように使います。
4. 地位や成績をねらう
新聞などで使われる比較的新しい用法です。「首位を窺う」「優勝を窺う」のように使います。
読み方・表記
「窺う」の読み方は「うかがう」です。
「窺」は音読みで「キ」、訓読みで「うかがう」「のぞく」と読みます。
ただし「窺」は常用漢字ではないため、新聞や公文書では「うかがう」とひらがなで表記されるのが一般的です。
同じ読みの「伺う」は謙譲語として使う場合の漢字なので、様子を探る意味では「窺う」または「うかがう」と書きます。
使い方と例文
「窺う」を使った例文
- 物陰から相手の様子を窺った。
- 上司の顔色を窺いながら話を切り出した。
- 言い出すタイミングを窺っている。
- 彼の決意は表情から窺える。
- チームは首位奪還を窺う好位置につけた。
語源・由来
「窺」という漢字は、「穴」と「規」を組み合わせた形声文字です。
「穴からのぞき見る」という意味があり、そこから「そっと様子を探る」という意味が生まれました。「窺」には「のぞく・うかがう・ねらう」という意味があります。
なお「伺う」と「窺う」は同じ語源を持ち、もともとは「そっと様子を見る」という意味でしたが、謙譲語として使う場合は「伺う」、様子を探る意味では「窺う」と使い分けるようになりました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「窺う」と「伺う」の違いは?
「窺う」と「伺う」の違いは?
A
「窺う」は様子をそっと探る・時機を待つという意味で、敬語ではありません。「伺う」は「聞く・訪問する」の謙譲語で、目上の人に対する敬語表現です。語源は同じですが、現代では意味が異なります。
「窺う」は様子をそっと探る・時機を待つという意味で、敬語ではありません。「伺う」は「聞く・訪問する」の謙譲語で、目上の人に対する敬語表現です。語源は同じですが、現代では意味が異なります。
Q
「窺う」と「覗う」の違いは?
「窺う」と「覗う」の違いは?
A
どちらもほぼ同じ意味で「様子をそっと探る」ことを表します。「覗う」は「無断で見る」というニュアンスがやや強い場合に使われることがあります。どちらも常用漢字外なので、一般的にはひらがな表記が多いです。
どちらもほぼ同じ意味で「様子をそっと探る」ことを表します。「覗う」は「無断で見る」というニュアンスがやや強い場合に使われることがあります。どちらも常用漢字外なので、一般的にはひらがな表記が多いです。
Q
なぜ新聞では「窺う」を使わないの?
なぜ新聞では「窺う」を使わないの?
A
「窺」が常用漢字に含まれていないためです。新聞や公文書では常用漢字を使うルールがあるため、「様子をうかがう」のようにひらがなで表記されます。
「窺」が常用漢字に含まれていないためです。新聞や公文書では常用漢字を使うルールがあるため、「様子をうかがう」のようにひらがなで表記されます。