卵
たまご
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かんたんに言うと
「卵」は、生き物が産む、殻や膜に包まれた生殖細胞のことです。鳥類だけでなく、魚・カエル・虫・爬虫類のたまごも「卵」と書きます。
「卵」の意味
「卵」には主に2つの意味があります。
1. 生物学的な意味
孵化して子どもになることを前提とした、生き物のたまご全般を指します。鶏の卵はもちろん、魚の卵、カエルの卵、ウミガメの卵、昆虫の卵など、あらゆる生き物のたまごを「卵」と表記できます。
2. 比喩的な意味
まだ一人前ではないが、将来その職業や役割に就こうとしている人を指す比喩表現として使われます。「医者の卵」「作家の卵」「役者の卵」などと使い、「孵化して成長する」というイメージから来ています。
読み方・表記
「卵」の読み方は「たまご」です。
音読みでは「ラン」と読み、以下のような熟語で使われます。
- 卵子(らんし):雌性の生殖細胞
- 産卵(さんらん):卵を産むこと
- 卵黄(らんおう):卵の黄身
- 卵白(らんぱく):卵の白身
- 鶏卵(けいらん):にわとりの卵
なお、同じ「たまご」の読みで「玉子」という表記もあります。「玉子」は食材としての鶏卵、特に調理されたものを指すことが多いです。
使い方と例文
「卵」を使った例文
- スーパーで新鮮な卵を買ってきた。
- 卵かけご飯は日本の朝食の定番だ。
- 彼は医者の卵として日々勉強に励んでいる。
- 鮭の卵はイクラと呼ばれる高級食材だ。
- 池でカエルの卵がたくさん浮かんでいた。
- ウミガメの卵を守るボランティア活動に参加した。
語源・由来
「卵」という漢字は、虫やカエルのたまごが連なった様子を表した象形文字です。ふたつの丸い殻のような形の中に点がひとつずつ入っているのは、これから孵化する子どもを表しています。
「たまご」という呼び方は室町時代以降に広まりました。それ以前は「殻の子」を意味する「かいご」「かひこ」と呼ばれていました。平安時代の漢和辞書『和名類聚抄』(934年頃)にも「加比古(かひこ)」という読みが記されています。
「蚕(かいこ)」と紛らわしかったため、室町時代に「たまご」という呼び方が主流になったと考えられています。
類語・関連語
よくある質問
Q
「卵」と「玉子」の違いは何ですか?
「卵」と「玉子」の違いは何ですか?
A
「卵」は生物学的な意味で広く使え、魚や虫のたまごにも使えます。一方「玉子」は食材としての鶏卵、特に調理されたものを指すことが多いです。迷ったら「卵」を使えばほぼ間違いありません。
「卵」は生物学的な意味で広く使え、魚や虫のたまごにも使えます。一方「玉子」は食材としての鶏卵、特に調理されたものを指すことが多いです。迷ったら「卵」を使えばほぼ間違いありません。
Q
「卵」の音読みは何ですか?
「卵」の音読みは何ですか?
A
「ラン」と読みます。「卵子(らんし)」「産卵(さんらん)」「卵黄(らんおう)」などの熟語で使われます。
「ラン」と読みます。「卵子(らんし)」「産卵(さんらん)」「卵黄(らんおう)」などの熟語で使われます。
Q
「医者の卵」とはどういう意味ですか?
「医者の卵」とはどういう意味ですか?
A
まだ医者として一人前ではないが、医者を目指して勉強中の人(主に医学生)を指す比喩表現です。卵が孵化して成長するように、これから一人前になることを期待する意味が込められています。
まだ医者として一人前ではないが、医者を目指して勉強中の人(主に医学生)を指す比喩表現です。卵が孵化して成長するように、これから一人前になることを期待する意味が込められています。