「終了」は、物事が終わることを広く表す一般的な言葉です。「修了」は、学業や研修などの一定の課程を学び終えることを表します。「終了」は何にでも使えますが、「修了」は学習や訓練を「修め終えた」場合にのみ使います。
| 項目 | 終了 | 修了 |
|---|---|---|
| 基本的な意味 | 物事が終わる | 学業・研修を学び終える |
| 対象 | あらゆる物事 | 学業、研修、講座、課程 |
| 「修める」要素 | なし | あり(習得が必要) |
| 対義語 | 開始 | - |
| 使用例 | 営業終了、試合終了 | 課程を修了、研修を修了 |
「終了」の意味と使い方
「終了」は、物事が終わることを表す一般的な言葉です。「終」も「了」も「終わる」という意味で、あらゆる物事の終わりに使えます。
対義語は「開始」です。「開始」と「終了」はセットで使われることが多く、「営業開始」「営業終了」のように対になります。
- 本日の営業は終了しました。
- 試合が終了した瞬間、歓声が上がった。
- テストの終了時間になりました。
- キャンペーンは今月末で終了します。
「修了」の意味と使い方
「修了」は、学業や研修などの一定の課程を学び終えることを表します。「修」には「身につける」「習得する」という意味があり、単に終わるだけでなく、内容を修め終えたというニュアンスがあります。
教育・訓練・研修など、何かを学ぶ場面で使われます。「修了証」「修了式」「修了証書」などの形でよく見かけます。
- 大学院の修士課程を修了した。
- 3か月の研修を修了して、修了証を受け取った。
- 運転免許の講習を修了した。
- 小学1年生の課程を修了し、2年生に進級する。
「修了」と「卒業」の違い
「修了」と似た言葉に「卒業」があります。
- 卒業:学校の全課程を学び終え、その学校を去ること
- 修了:一定の課程を学び終えること
小学校・中学校・高校・大学は「卒業」を使い、大学院は「修了」を使います。これは、大学院が「修士課程」「博士課程」という複数の課程に分かれているためです。
履歴書での書き分け
- ○○大学○○学部 卒業
- ○○大学大学院○○研究科 修士課程 修了
- ○○大学大学院○○研究科 修士課程 卒業
「修了式」と「終業式」の違い
学校行事には「修了式」と「終業式」があります。
- 終業式:学期の終わりに行う式(1学期末、2学期末など)
- 修了式:学年の終わりに行う式(3月、年度末)
修了式では「修了証書」が渡されることもあります。これは、その学年の課程を修め終えたことを証明するものです。
語源・由来
「終了」は、「終」(おわる)と「了」(おわる)を組み合わせた言葉です。どちらも「終わり」を意味し、物事が終わることを表します。
「修了」は、「修」(おさめる・身につける)と「了」(おわる)を組み合わせた言葉です。「修」には「修行」「修学」「修得」のように、学問や技術を身につけるという意味があります。つまり「修了」は「修めることを終える」という意味です。
迷ったときの判断基準
「しゅうりょう」をどちらの漢字で書くか迷ったら、以下の基準で判断しましょう。
「終了」を使う場面
- 物事が終わるとき全般
- 営業・イベント・試合・番組などが終わるとき
- 「開始」の対義語として使うとき
「修了」を使う場面
- 学校の課程・学年を終えるとき
- 研修・講座・セミナーを終えるとき
- 資格取得のための講習を終えるとき
- 「修了証」「修了証書」が発行されるとき
よくある質問
研修は「終了」と「修了」どちらが正しい?
研修内容を学び終えた場合は「修了」を使います。「研修を修了した」「修了証を受け取った」のように使います。単に研修の時間が終わったという意味なら「終了」も使えます。
大学院は「卒業」ではなく「修了」を使うのはなぜ?
大学院は「修士課程」「博士課程」という複数の課程に分かれているためです。全課程ではなく一定の課程を終えるので「修了」を使います。履歴書では「○○大学大学院 修士課程 修了」と書きます。
「教育終了」と「教育修了」の違いは?
「教育修了」は教育課程を学び終えたこと、「教育終了」は教育を受けることが終わったこと(修得したかどうかは問わない)を意味します。課程を修めた場合は「修了」を使います。
オンライン講座を終えたときはどちらを使う?
講座内容を学び終えた場合は「修了」を使います。「オンライン講座を修了した」「修了証が発行された」のように使います。