目次
  1. 「以上」の意味と使い方
  2. 「超」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. 覚え方のポイント
  5. 間違いやすいケース
  6. よくある質問
結論

「以上」はその数を含む「超」はその数を含まないという違いがあります。「100以上」は100を含み100・101・102…を指しますが、「100超」は100を含まず101・102・103…を指します。「以」がつく言葉は基準を含むと覚えましょう。

以上

いじょう
その数を含む
100以上 → 100, 101, 102…

ちょう
その数を含まない
100超 → 101, 102, 103…
項目 以上
基準の数 含む 含まない
不等号 ≧(大なりイコール) >(大なり)
100の場合 100, 101, 102… 101, 102, 103…
対になる言葉 以下(その数を含む) 未満(その数を含まない)
使用頻度 非常に高い やや低い

「以上」の意味と使い方

「以上」基準となる数を含み、それより大きい範囲を表す言葉です。「100以上」なら、100も含めて100・101・102…という意味になります。

「以」という漢字には「ある点を起点として」という意味があり、起点(基準の数)を含むことを示しています。

不等号での表記

数学では「≧(大なりイコール)」で表します。「A≧100」は「Aは100以上」という意味です。イコールがついているので、基準の数を含むと覚えられます。

「以上」を使った例文
  • 18歳以上は入場可能です。(18歳も入場できる)
  • 参加者が10人以上で割引になります。(10人でも割引)
  • 売上高1億円以上の企業が対象です。(1億円ちょうども含む)

「超」の意味と使い方

「超」は、基準となる数を含まず、それより大きい範囲を表す言葉です。「100超」なら、100は含まず101・102・103…という意味になります。

「超える」「超過」と同じ意味で、基準を「超えた」先の範囲を指すため、基準そのものは含みません。

不等号での表記

数学では「>(大なり)」で表します。「A>100」は「Aは100より大きい(100超)」という意味です。イコールがついていないので、基準の数を含まないと覚えられます。

「超」を使った例文
  • 気温が40℃超を記録した。(40℃は含まない、40.1℃以上)
  • 1,000万円超の年収がある。(1,000万円は含まない)
  • 来場者数が100万人超となった。(100万1人以上)

語源・由来

「以上」の語源

「以」は「ある時・所を起点としてそれより」という意味の漢字です。「以上」は「その点を起点として上」、つまり「その点を含めて、それより上」という意味になります。

同様に「以下」「以前」「以後」「以内」なども、すべて基準を含みます。

「超」の語源

「超」は「越える」「超える」という意味の漢字です。基準を「超えた」先を指すため、基準そのものは含みません。「超過」「超越」なども同じニュアンスです。

覚え方のポイント

「以」がつくかどうかで判断

最も簡単な覚え方は、「以」がつく言葉は基準を含むと覚えることです。

  • 「以上」「以下」→ 基準を含む
  • 「超」「未満」→ 基準を含まない

不等号のイコールで判断

数学の不等号で覚える方法もあります。

  • ≧ ≦(イコールあり)→ 基準を含む(以上・以下)
  • > <(イコールなし)→ 基準を含まない(超・未満)

対応関係で覚える

大きい方向 小さい方向 基準
以上 以下 含む
未満 含まない

間違いやすいケース

料金プランの表記

「20GB以下は1,980円、20GBを超えたら2,980円」という料金プランの場合、20GBちょうどは1,980円です。これを「20GB以上なら2,980円」と説明するのは誤りです。

年齢制限

「18歳以上」と「18歳超」では意味が異なります。

  • 18歳以上 → 18歳も含む(18歳はOK)
  • 18歳超 → 18歳は含まない(19歳からOK)

法律・契約書での重要性

契約書や法律文書では、「以上」と「超」の違いが重大な意味を持ちます。「1万円以上」と「1万円超」では、1万円ちょうどの扱いが変わるため、正確に使い分ける必要があります。

よくある質問

Q
「100以上」に100は含まれる?
A
はい、含まれます。「以上」は基準の数を含むので、「100以上」は100・101・102…を指します。
Q
「超」と「超える」「超過」は同じ意味?
A
はい、同じ意味です。いずれも基準の数を含まず、それより大きい範囲を指します。「100超」「100を超える」「100超過」は同じ意味です。
Q
「以上」の反対語は「以下」?「未満」?
A
「以上」の反対語は「以下」です。どちらも基準を含みます。「超」の反対語は「未満」で、どちらも基準を含みません。「以上⇔以下」「超⇔未満」とセットで覚えましょう。
Q
ビジネスではどちらを使うことが多い?
A
一般的には「以上」「以下」の方がよく使われます。「超」「未満」は、基準を含まないことを明確にしたい場合(法律、契約書、統計など)に使われます。