「意外」は「予想と違うこと」を表す言葉で、驚きや意表を突かれた気持ちを表します。「以外」は「それを除いた他のもの」を表す言葉で、範囲や対象を限定するときに使います。読み方は同じ「いがい」ですが、意味はまったく異なります。
| 項目 | 意外 | 以外 |
|---|---|---|
| 意味 | 予想・期待と違うこと | それを除いた他のもの |
| 品詞 | 形容動詞・名詞 | 名詞・接尾語 |
| 使い方 | 意外だ、意外に、意外と | ○○以外、以外に(も) |
| 漢字の意味 | 意(思い)+外(そと) | 以(〜より)+外(そと) |
| 例 | 意外な結果、意外と簡単 | 彼以外、日曜以外 |
「意外」の意味と使い方
「意外」は、予想や期待とは違う結果になることを表す言葉です。「思いがけない」「想定外」と同じ意味で使われます。
漢字を分解すると「意(思い・考え)」+「外(そと)」で、「思いの外」つまり「考えていたことの外側」という意味になります。
「意外だ」「意外な」「意外に」「意外と」などの形で使い、驚きや意表を突かれた気持ちを表現します。
- 試験の結果が意外にも良かった。
- 彼が料理上手なのは意外だった。
- この問題、意外と簡単に解けた。
「以外」の意味と使い方
「以外」は、ある物事を除いた他のすべてを表す言葉です。「〜を除いて」「〜のほかに」と同じ意味で使われます。
漢字を分解すると「以(〜より・〜から)」+「外(そと)」で、「それより外」つまり「その範囲の外側」という意味になります。
「○○以外」の形で使い、特定のものを除外して範囲を限定するときに使います。
- 関係者以外の立ち入りは禁止です。
- 日曜日以外は営業しています。
- 彼女以外に相談できる人がいない。
語源・由来
「意外」の語源
「意外」は「意」(思い・考え)と「外」(そと)を組み合わせた漢語です。「思いの外」、つまり自分が考えていたこととは異なる、予想していなかったことを意味します。
同じ意味の言葉として「思いの外(おもいのほか)」「案外」「存外」などがあります。
「以外」の語源
「以外」は「以」(〜より・〜から)と「外」(そと)を組み合わせた漢語です。「それより外」、つまりある基準点の外側、それを除いた範囲を意味します。
「以」は「以上」「以下」「以前」「以後」などにも使われる漢字で、基準点を示す働きがあります。
間違いやすいケース
「意外」と「以外」は読み方が同じ「いがい」のため、変換ミスや書き間違いが多い同音異義語です。
よくある間違い
- 彼意外に知っている人はいない → 彼以外に知っている人はいない
- 結果は以外だった → 結果は意外だった
- 以外と難しい → 意外と難しい
見分け方のポイント
- 「予想と違う」という驚きを表すなら →「意外」
- 「〜を除いて」という範囲の限定を表すなら →「以外」
迷ったときは「思いの外」に置き換えられるかどうかで判断できます。置き換えられるなら「意外」、置き換えられないなら「以外」です。
よくある質問
「意外と」と「意外に」の違いは?
どちらも同じ意味で使えます。「意外と簡単」「意外に簡単」はどちらも正しい表現です。「意外と」の方がやや口語的、「意外に」の方がやや文語的なニュアンスがあります。
「以外」は「そのもの」を含む?
いいえ、含みません。「彼以外」と言った場合、「彼」は含まれず、彼を除いた他の人を指します。基準となるもの自体は除外されます。
「案外」と「意外」の違いは?
意味はほぼ同じですが、「案外」の方がやや驚きの度合いが弱いとされます。「案外おいしい」は軽い驚き、「意外においしい」はより強い驚きを表します。
「以外に」と「以外にも」の違いは?
「以外に」は単純な除外、「以外にも」は「他にも」という追加のニュアンスがあります。「彼以外に相談できる人がいない」は限定、「彼以外にも相談できる人がいる」は追加を表します。