目次
  1. 「意味」の意味と使い方
  2. 「意義」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. 「意味がある」と「意義がある」の違い
  5. よくある質問
結論

「意味」は言葉や物事が表す内容・定義のこと。「意義」は物事が持つ価値・重要性のことです。「この単語の意味?」と言えば定義を、「この研究の意義は?」と言えば価値や目的を問うています。ただし、「意味がある」「意義がある」のように価値を表す場合は重なる部分があり、どちらを使っても間違いではありません。

意味

いみ
言葉・物事が表す内容
定義・解釈

意義

いぎ
物事が持つ価値
重要性・目的
項目 意味 意義
基本的な意味 言葉・物事が表す内容 物事が持つ価値・重要性
問う内容 「それは何か」(定義) 「なぜ大切か」(価値)
使用場面 言葉の定義、行為の内容 価値判断、目的の説明
この単語の意味を調べる この研究の意義を説明する
「〜がある」の形 価値がある(やる価値がある) 価値がある(重要である)

「意味」の意味と使い方

「意味」とは、言葉や記号、行為などが表す内容や概念のことです。辞書に載っているような定義や解釈を指すのが基本的な使い方です。

「この単語の意味は?」と聞かれたら、その言葉が何を指すのか、どう定義されるのかを答えます。また、「沈黙は賛成を意味する」のように、ある行為が何を示しているかを表す場合にも使います。

さらに「意味」には、価値・重要性を表す使い方もあります。「やる意味がない」「そんなことをして何の意味がある?」のように、「価値」「必要性」のニュアンスで使われることも多いです。この場合は「意義」と重なる部分があります。

「意味」を使った例文
  • この単語の意味を辞書で調べた。
  • 彼の行動が何を意味しているのか分からない。
  • 今さら謝っても意味がない。

「意義」の意味と使い方

「意義」とは、物事が持つ価値や重要性のことです。「なぜそれが大切なのか」「どんな価値があるのか」を表すときに使います。

「この研究の意義は?」と聞かれたら、その研究がなぜ重要なのか、社会にどんな価値をもたらすのかを答えます。「意義ある人生」「意義深い経験」のように、価値や重みを強調する表現でよく使われます。

なお、「意義」にも「言葉によって表される内容」という意味があり、この場合は「意味」とほぼ同じです。「本来の意義」「語の意義」などの表現では、この用法が使われています。

「意義」を使った例文
  • ボランティア活動を通て、意義ある時間を過ごせた。
  • この研究の意義について説明してください。
  • 国家の存在意義は国民を守ることにある。

語源・由来

「意味」と「意義」はどちらも漢語で、「意」という漢字を共有しています。「意」は心に思うこと、考えを表します。

「意味」の成り立ち

「意味」の「味」は、本来は舌で感じる味覚のことですが、転じて「趣」「内容」という意味を持つようになりました。「興味」「趣味」の「味」も同様です。つまり「意味」は「心に思う内容」「言葉が持つ趣」といったニュアンスです。

「意義」の成り立ち

「意義」の「義」は、「正しい道理」「筋道」を表す漢字です。「正義」「義務」「定義」などにも使われています。つまり「意義」は「心に思う道理」「物事の正しい筋道」といったニュアンスで、価値や重要性を表すようになりました。

「意味がある」と「意義がある」の違い

「意味がある」と「意義がある」は、どちらも「価値がある」「重要である」というニュアンスで使われ、多くの場合は置き換え可能です。

ただし、微妙なニュアンスの違いがあります。

  • 「意味がある」:やる価値がある、効果がある(日常的・軽め)
  • 「意義がある」:重要である、深い価値がある(フォーマル・重め)

例えば、「練習する意味がある」は「やる価値がある」程度のニュアンスですが、「練習する意義がある」と言うと、より深い価値や目的を強調するニュアンスになります。

また、「〜の意義」という形は「意味」より「意義」の方が自然です。「研究の意義」「存在意義」「歴史的意義」のように、価値や目的を問う場面では「意義」が好まれます。

よくある質問

Q
「意味がない」と「意義がない」の違いは?
A
どちらも「価値がない」というニュアンスで使えますが、「意味がない」の方が日常的で軽い印象、「意義がない」の方がフォーマルで重い印象です。「やっても意味がない」は口語的、「社会的意義がない」はビジネス・学術的な表現です。
Q
「存在意味」と「存在意義」どちらが正しい?
A
一般的には「存在意義」が使われます。「なぜ存在するのか」「存在する価値は何か」という問いには「意義」が適しています。「存在意味」も文法的には間違いではありませんが、あまり使われません。
Q
「言葉の意味」と「言葉の意義」は同じ?
A
ほぼ同じ意味で使えます。どちらも「言葉が表す内容」を指します。ただし、「意義」には「本来の」「正しい」というニュアンスが加わることがあり、「語の本来の意義」のような表現では「意義」が好まれます。
Q
「意義深い」とは言うが「意味深い」とは言わない?
A
「意義深い」は「価値が深い、重要である」という意味で使います。「意味深い」という表現もありますが、こちらは「意味深(いみしん)」と略されることが多く、「何か隠された意図がありそう」というニュアンスで使われます。