「特徴」は他と区別できる目立った点で、良い点にも悪い点にも使えます。「特長」は他より優れている点、つまり長所のことです。「この製品の特徴は軽さです」は中立的な説明、「この製品の特長は軽さです」は軽さを長所としてアピールしています。迷ったときは「特徴」を使えば問題ありません。
| 項目 | 特徴 | 特長 |
|---|---|---|
| 基本的な意味 | 他と区別できる目立った点 | 他より優れている長所 |
| 良し悪し | 関係なし(中立) | 良い点のみ |
| 使用例 | 顔の特徴、犯人の特徴 | 製品の特長、サービスの特長 |
| 漢字の意味 | 徴=しるし | 長=長所 |
「特徴」の意味と使い方
「特徴」は、他のものと比べて特に目立つ点のことです。その対象を他と区別するための「しるし」となる部分を指します。
重要なのは、「特徴」は良い点にも悪い点にも使えるということです。「目が大きいのが特徴」と言っても、それが良いか悪いかは判断していません。単に「他と区別できる目立った点」を述べているだけです。
そのため、人物の外見や犯人の特定など、客観的に特定の対象を説明する場面でよく使われます。
- 犯人の特徴は、背が高く黒いジャケットを着ていたことです。
- この地域の気候の特徴は、夏に雨が多いことだ。
- 彼女の声には独特の特徴があり、すぐにわかる。
「特長」の意味と使い方
「特長」は、他のものより特に優れている点、つまり長所のことです。「長」という漢字が使われていることからも、良い点・優れた点を表す言葉であることがわかります。
「特長」は必ずプラスの評価を含むため、商品やサービスのアピールポイントを説明する場面でよく使われます。ビジネスシーンでは、自社製品の優位性を伝える際に「特長」を使うことで、その点が長所であることを明確に示せます。
逆に言えば、欠点や中立的な性質を「特長」と呼ぶことはできません。
- この製品の特長は、従来品より30%軽量化したことです。
- 当社サービスの特長を3つご紹介します。
- 彼の特長は、どんな状況でも冷静に判断できることだ。
語源・由来
「特徴」と「特長」の違いは、「徴」と「長」の漢字の意味を知ると理解しやすくなります。
「徴」は「しるし」「きざし」「あかし」という意味を持つ漢字です。「象徴」「徴候」などの熟語にも使われており、何かを示すしるしという意味合いがあります。つまり「特徴」は「特別なしるし」、すなわち他と区別するための目印という意味になります。
一方、「長」は「長所」「長い」などに使われる漢字で、優れていること、秀でていることを表します。つまり「特長」は「特別な長所」、すなわち他より優れた点という意味になります。
迷ったときは「特徴」を使おう
「特徴」と「特長」の使い分けに迷った場合は、「特徴」を使えば問題ありません。「特徴」は良い点にも悪い点にも使える汎用的な言葉なので、どのような場面でも間違いにはなりません。
ただし、商品やサービスのアピールポイントを強調したい場合は、「特長」を使うことで「これは長所です」というメッセージを明確に伝えられます。プレゼンや提案書では、意図的に「特長」を選ぶことで説得力が増すでしょう。
逆に、客観的な説明や報告書では「特徴」を使う方が適切です。特に、良し悪しの判断を含めたくない場面では「特徴」を選びましょう。
よくある質問
「製品の特徴」と「製品の特長」はどちらが正しい?
どちらも使えます。客観的に性質を説明するなら「特徴」、優れた点をアピールするなら「特長」が適切です。カタログやパンフレットでは「特長」がよく使われます。
人の性格を表すときは「特徴」と「特長」どちらを使う?
客観的に性格を述べるなら「特徴」、長所として褒める場合は「特長」を使います。「彼の特徴は几帳面なところ」は中立的、「彼の特長は几帳面なところ」は褒め言葉になります。
「特徴的」という言葉はあるけど「特長的」はある?
「特徴的」は一般的に使われますが、「特長的」という言葉は通常使いません。「特長がある」「特長を持つ」のように表現します。
欠点を「特長」と言うことはできる?
できません。「特長」は長所・優れた点のみを指すため、欠点には使えません。欠点を含めて述べる場合は「特徴」を使います。