目次
  1. 「特徴」の意味と使い方
  2. 「特長」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. 迷ったときは「特徴」を使おう
  5. よくある質問
結論

「特徴」は他と区別できる目立った点で、良い点にも悪い点にも使えます。「特長」は他より優れている点、つまり長所のことです。「この製品の特徴は軽さです」は中立的な説明、「この製品の特長は軽さです」は軽さを長所としてアピールしています。迷ったときは「特徴」を使えば問題ありません。

特徴

とくちょう
他と区別できる目立った点
良し悪しに関係なく使える

特長

とくちょう
他より優れている点
長所・良い点のみに使う
項目 特徴 特長
基本的な意味 他と区別できる目立った点 他より優れている長所
良し悪し 関係なし(中立) 良い点のみ
使用例 顔の特徴、犯人の特徴 製品の特長、サービスの特長
漢字の意味 徴=しるし 長=長所

「特徴」の意味と使い方

「特徴」は、他のものと比べて特に目立つ点のことです。その対象を他と区別するための「しるし」となる部分を指します。

重要なのは、「特徴」は良い点にも悪い点にも使えるということです。「目が大きいのが特徴」と言っても、それが良いか悪いかは判断していません。単に「他と区別できる目立った点」を述べているだけです。

そのため、人物の外見や犯人の特定など、客観的に特定の対象を説明する場面でよく使われます。

「特徴」を使った例文
  • 犯人の特徴は、背が高く黒いジャケットを着ていたことです。
  • この地域の気候の特徴は、夏に雨が多いことだ。
  • 彼女の声に独特の特徴があり、すぐにわかる。

「特長」の意味と使い方

「特長」は、他のものより特に優れている点、つまり長所のことです。「長」という漢字が使われていることからも、良い点・優れた点を表す言葉であることがわかります。

「特長」は必ずプラスの評価を含むため、商品やサービスのアピールポイントを説明する場面でよく使われます。ビジネスシーンでは、自社製品の優位性を伝える際に「特長」を使うことで、その点が長所であることを明確に示せます。

逆に言えば、欠点や中立的な性質を「特長」と呼ぶことはできません。

「特長」を使った例文
  • この製品特長は、従来品より30%軽量化したことです。
  • 当社サービスの特長を3つご紹介します。
  • 彼の特長は、どんな状況でも冷静に判断できることだ。

語源・由来

「特徴」と「特長」の違いは、「徴」と「長」の漢字の意味を知ると理解しやすくなります。

「徴」は「しるし」「きざし」「あかし」という意味を持つ漢字です。「象徴」「徴候」などの熟語にも使われており、何かを示すしるしという意味合いがあります。つまり「特徴」は「特別なしるし」、すなわち他と区別するための目印という意味になります。

一方、「長」は「長所」「長い」などに使われる漢字で、優れていること、秀でていることを表します。つまり「特長」は「特別な長所」、すなわち他より優れた点という意味になります。

迷ったときは「特徴」を使おう

「特徴」と「特長」の使い分けに迷った場合は、「特徴」を使えば問題ありません。「特徴」は良い点にも悪い点にも使える汎用的な言葉なので、どのような場面でも間違いにはなりません。

ただし、商品やサービスのアピールポイントを強調したい場合は、「特長」を使うことで「これは長所です」というメッセージを明確に伝えられます。プレゼンや提案書では、意図的に「特長」を選ぶことで説得力が増すでしょう。

逆に、客観的な説明や報告書では「特徴」を使う方が適切です。特に、良し悪しの判断を含めたくない場面では「特徴」を選びましょう。

よくある質問

Q
「製品の特徴」と「製品の特長」はどちらが正しい?
A
どちらも使えます。客観的に性質を説明するなら「特徴」、優れた点をアピールするなら「特長」が適切です。カタログやパンフレットでは「特長」がよく使われます。
Q
人の性格を表すときは「特徴」と「特長」どちらを使う?
A
客観的に性格を述べるなら「特徴」、長所として褒める場合は「特長」を使います。「彼の特徴は几帳面なところ」は中立的、「彼の特長は几帳面なところ」は褒め言葉になります。
Q
「特徴的」という言葉はあるけど「特長的」はある?
A
「特徴的」は一般的に使われますが、「特長的」という言葉は通常使いません。「特長がある」「特長を持つ」のように表現します。
Q
欠点を「特長」と言うことはできる?
A
できません。「特長」は長所・優れた点のみを指すため、欠点には使えません。欠点を含めて述べる場合は「特徴」を使います。