「紫蘇(しそ)」はシソ科シソ属の植物の総称で、赤じそ・青じその両方を含みます。「大葉」は青じその葉を食用として販売する際の商品名です。つまり、大葉は紫蘇の一種であり、スーパーで「大葉」として売られているものは「青じその葉」のことです。レシピで「大葉」と書いてあれば、スーパーの大葉を買えばOKです。
紫蘇(しそ)
赤じそ・青じそ両方を含む
| 項目 | 紫蘇(しそ) | 大葉 |
|---|---|---|
| 定義 | シソ科シソ属の植物の総称 | 青じその葉の商品名 |
| 含まれる範囲 | 赤じそ・青じそ・葉・芽・穂・実など | 青じその葉のみ |
| 色 | 赤紫色(赤じそ)・緑色(青じそ) | 緑色のみ |
| 使う場面 | 植物名として呼ぶとき | 食材・商品として呼ぶとき |
| スーパーでの表記 | 「赤じそ」など | 「大葉」 |
「紫蘇(しそ)」の意味と特徴
「紫蘇(しそ)」は、シソ科シソ属の植物の総称です。「紫蘇」という漢字が示すように、本来は赤紫色の「赤じそ」を指し、緑色の「青じそ」はその変種とされています。
紫蘇には葉だけでなく、芽・花・穂・実など様々な部位があり、それぞれ食用として利用されます。
紫蘇の種類
- 赤じそ:赤紫色の葉。梅干しの色付け、しそジュースなどに使用
- 青じそ:緑色の葉。薬味、天ぷらなどに使用(=大葉)
- ちりめんじそ:葉が縮れているタイプ。赤・青どちらもある
紫蘇の部位と呼び名
- 芽じそ:発芽したばかりの芽の部分
- 花穂じそ:花が咲いている穂の部分
- 穂じそ:花が終わった後の穂の部分
- しその実:実の部分(塩漬けなどに)
- 梅干しを漬けるために紫蘇を買ってきた。
- 紫蘇ジュースを作って夏バテ対策をしている。
- 庭で紫蘇を育てている。
「大葉」の意味と特徴
「大葉」は、青じその葉を食用の香味野菜として販売する際の商品名です。1960年代に愛知県の生産者が、青じその葉を「大葉」という名前で出荷したのが始まりとされています。
紫蘇は葉・芽・穂・実など様々な部位が食用になるため、「葉」だけを指す名前が必要になり、「大葉」という商品名が生まれました。
大葉の特徴
- 緑色の葉(青じそ)のみを指す
- スーパーでは「大葉」として販売されることが多い
- 和製ハーブとして様々な料理に使われる
- 爽やかな香りが特徴(ペリルアルデヒドという成分)
- 刺身に大葉を添えた。
- 大葉を千切りにして冷奴にのせた。
- スーパーで大葉を1パック買ってきた。
赤じそと青じそ(大葉)の違い
紫蘇には「赤じそ」と「青じそ」があり、色だけでなく用途や栄養も異なります。
| 項目 | 赤じそ | 青じそ(大葉) |
|---|---|---|
| 色 | 赤紫色 | 緑色 |
| 旬 | 6〜7月頃 | 年中(ハウス栽培) |
| 主な用途 | 梅干し、漬物の色付け、しそジュース、ふりかけ | 薬味、天ぷら、刺身のつま、パスタ |
| 特徴的な栄養 | アントシアニン(ポリフェノール) | βカロテン |
赤じそは、赤紫色の色素「アントシアニン」を含んでおり、梅干しやしば漬けの色付けに使われます。ふりかけの「ゆかり」も赤じそから作られます。
青じそ(大葉)は、香味野菜として年中利用され、薬味や天ぷら、刺身のつまとして活躍します。βカロテンが豊富で、赤じそより多く含まれています。
料理での使い分け
レシピで「しそ」「大葉」と書かれていたら、どちらも青じその葉(=大葉)を指していることがほとんどです。スーパーで「大葉」を買えば問題ありません。
大葉(青じそ)を使う料理
- 薬味(そうめん、冷奴、刺身など)
- 天ぷら
- パスタ(和風パスタ)
- おにぎり
- 肉巻き(大葉の肉巻き)
- サラダ
- ドレッシング
赤じそを使う料理
- 梅干し(色付け)
- しば漬け
- 紅しょうが
- しそジュース
- ふりかけ(ゆかり)
レシピに「赤じそ」「赤紫蘇」と明記されている場合のみ、赤じそを使いましょう。
「紫蘇」の名前の由来
「紫蘇」という名前には、中国の故事に由来する説があります。
昔、中国で蟹を食べて食中毒になり、死にかけた若者がいました。そこで紫色の葉を煎じて飲ませたところ、みるみるうちに回復したことから、「紫」色の葉で「蘇」ったという意味で「紫蘇」と名付けられたと言われています。
実際、紫蘇には防腐・殺菌作用があり、刺身のつまとして添えられるのも理にかなっています。
よくある質問
レシピに「しそ」と書いてあったら何を買えばいい?
スーパーで「大葉」として売られているものを買えばOKです。一般的なレシピで「しそ」と書かれている場合は、青じその葉(=大葉)を指しています。
大葉と青じそは同じもの?
ほぼ同じです。厳密には「青じそ」は植物名で、「大葉」は青じその葉を食用として販売する際の商品名です。スーパーでは「大葉」として売られていることが多いです。
梅干しを漬けるには大葉でいい?
いいえ。梅干しの色付けには「赤じそ」を使います。大葉(青じそ)では赤く色付きません。赤じそは6〜7月頃に出回ります。
しそジュースは大葉で作れる?
一般的なしそジュース(赤色)は赤じそで作ります。大葉(青じそ)でも作れますが、色は緑色になります。赤いしそジュースを作りたい場合は赤じそを使いましょう。
エゴマも紫蘇の仲間?
はい。エゴマもシソ科シソ属の植物で、紫蘇の仲間です。見た目は似ていますが、香りや味が異なります。韓国料理でよく使われます。