目次
  1. 「すみません」の意味と使い方
  2. 「すいません」の意味と使い方
  3. なぜ「すいません」が生まれたのか
  4. ビジネスでの使い分け
  5. 「すみません」のより丁寧な言い換え
  6. よくある質問
結論

正しいの「すみません」です。「すいません」は発音のしやすさから生まれたくだけた言い方で、誤用ではありませんが正式な表現ではありません。ビジネスシーンや目上の人には「すみません」を使いましょう。

すみません

すみません
正式な表現
ビジネス・目上の人に

すいません

すいません
くだけた言い方
カジュアルな場面で
項目 すみません すいません
正式な表現 (正しい) (くだけた言い方)
語源 「済まない」の丁寧語 「すみません」の音変化
ビジネス (避けた方が無難)
文章・メール (使わない)
日常会話

「すみません」の意味と使い方

「すみません」は、「済まない」を丁寧にした正式な表現です。漢字では「済みません」と書きます。

「済む」には「気持ちが収まる」「片付く」という意味があり、「済まない」は「気が済まない」「このままでは済まされない」という気持ちを表しています。つまり「すみません」は、「このまま済ますわけにはいきません」という申し訳ない気持ちを伝える言葉です。

「すみません」の3つの用法

  • 謝罪:「遅れてすみません」
  • 感謝:「わざわざすみません」(ありがとうの意味)
  • 呼びかけ:「すみません、道を教えてください」
「すみません」を使った例文
  • お待たせしてすみませんでした。
  • お忙しいところすみませんが、少々お時間よろしいでしょうか。
  • わざざお越しいただき、すみません
  • すみません、お会計お願いします。

「すいません」の意味と使い方

「すいません」は、「すみません」が発音しやすく変化した口語表現です。「すみません」の「み」が「い」に変わり、言いやすくなっています。

「すみません」を早く言おうとすると、どうしても「すいません」と聞こえやすくなります。これは日本語の音韻変化(イ音便)の一種で、自然な現象です。

「すいません」は誤用ではない

「すいません」は辞書にも載っている言葉で、完全な誤用ではありません。三省堂の『大辞林』では「すみません」の「くだけた言い方」として紹介されています。ただし、正式な表現ではないため、フォーマルな場面では避けた方がよいでしょう。

「すいません」が使われる場面
  • 友人との日常会話
  • カジュアルな場面での軽い謝罪
  • お店での声かけ(「すいません、注文いいですか」)

なぜ「すいません」が生まれたのか

「すみません」が「すいません」に変化した理由は、発音のしやすさにあります。

「すみません」を早く発音しようとすると、「み」の部分が「い」に近い音になりやすいのです。これは言語学で「イ音便」や「母音の弱化」と呼ばれる現象で、日本語では珍しくありません。

似たような例

  • 「ありがとうございます」→「あざーす」
  • 「ごめんなさい」→「ごめんね」
  • 「いらっしゃいませ」→「いらっしゃい」

ただし、これらはすべてくだけた言い方であり、正式な場面では元の表現を使うべきです。

ビジネスでの使い分け

ビジネスシーンでは、必ず「すみません」を使いましょう

「すみません」を使うべき場面

  • 上司や先輩への謝罪
  • 取引先・顧客への対応
  • ビジネスメール・文書
  • 電話対応
  • 会議・プレゼンテーション

メールでは「すいません」は絶対NG

文章で「すいません」と書くのは、教養を疑われる可能性があります。メールやチャットでも必ず「すみません」と書きましょう。

ただし、ビジネスの正式な謝罪では「すみません」でも軽い場合があります。重要な場面では「申し訳ありません」を使った方が適切です。

「すみません」のより丁寧な言い換え

ビジネスシーンでは、「すみません」よりも丁寧な表現を使い分けると好印象です。

謝罪として使う場合

  • 申し訳ありません
  • 申し訳ございません
  • お詫び申し上げます
  • 失礼いたしました(軽い謝罪)

感謝として使う場合

  • ありがとうございます
  • 恐れ入ります
  • 恐縮です

呼びかけとして使う場合

  • 恐れ入りますが
  • お手数ですが
  • 失礼ですが

よくある質問

Q
「すいません」は方言?
A
方言ではありません。「すみません」が発音しやすく変化した口語表現で、全国で使われています。ただし、正式な表現ではないため、フォーマルな場面では「すみません」を使いましょう。
Q
「すいません」は完全な誤用?
A
完全な誤用ではありません。辞書にも「すみません」のくだけた言い方として載っています。ただし、正式な表現ではないため、ビジネスや文章では避けましょう。
Q
メールで「すいません」と書いてしまった。失礼?
A
相手によっては「正しい日本語を知らない人」と思われる可能性があります。ビジネスメールでは必ず「すみません」、より丁寧には「申し訳ありません」を使いましょう。
Q
「すみません」と「ごめんなさい」の違いは?
A
「すみません」は謝罪・感謝・呼びかけに使える汎用表現で、「ごめんなさい」は謝罪専用の表現です。また、「ごめんなさい」はカジュアルな印象があり、ビジネスでは「すみません」か「申し訳ありません」が適切です。
Q
「あいすみません」とは?
A
「相済みません」と書き、「すみません」をより丁寧にした表現です。「相」は強調の接頭語で、「本当に申し訳ない」という気持ちを表します。やや古風な表現ですが、現在も使われることがあります。