目次
  1. 「フライ」の意味と使い方
  2. 「カツ」の意味と使い方
  3. 「カツレツ」の意味と使い方
  4. 語源・由来
  5. 歴史的な変遷
  6. よくある質問
結論

「フライ」は衣をつけて油で揚げた料理全般(特に魚介類・野菜)、「カツ」は衣をつけて揚げた肉料理(カツレツの略)、「カツレツ」はもともとバターで焼く料理でしたが、現在油で揚げた肉料理を指します。現代ではフライとカツの調理法に違いはなく、主に食材の違いで使い分けられています。

フライ

ふらい
衣をつけて揚げた料理
魚介類・野菜に多い

カツ

かつ
肉を揚げた料理
カツレツの略称

カツレツ

かつれつ
肉を衣で包んで調理
元はバターで焼く料理
項目 フライ カツ カツレツ
基本的な意味 衣をつけて揚げた料理 肉を揚げた料理 肉を衣で包んで焼く/揚げる
語源 英語「fry(揚げる)」 カツレツの略 仏語「cotelette(骨付き肉)」
本来の調理法 油で揚げる 油で揚げる バターで焼く
主な食材 魚介類・野菜 肉類 肉類(仔牛・豚など)
使用例 エビフライ、アジフライ とんかつ、チキンカツ ミラノ風カツレツ

「フライ」の意味と使い方

「フライ」は、食材に小麦粉・溶き卵・パン粉で衣をつけて、たっぷりの油で揚げた料理を指します。英語の「fry」に由来し、もともとは「揚げる・焼く・炒める」を意味する言葉でした。

日本では、衣をつけて油で揚げた料理、特に魚介類や野菜を揚げたものを「フライ」と呼ぶことが多いです。エビフライ、アジフライ、カキフライ、イカフライ、オニオンリングフライなどが代表例です。

英語の「deep fry(たっぷりの油で揚げる)」に相当する調理法ですが、フライドポテト(ポテトフライ)のように衣をつけずに揚げるものも「フライ」と呼ばれます。

「フライ」を使った例文
  • 定食屋でアジフライ定食を注文した。
  • エビフライは子どもにも大人気のメニューだ。
  • 牡蠣のフライは冬の味覚として親しまれている。

「カツ」の意味と使い方

「カツ」は、肉に衣をつけて油で揚げた料理を指します。「カツレツ」を略した言葉で、日本で生まれた和製語です。

日本で単に「カツ」といえば、通常は「とんかつ(豚カツ)」を指します。その他にも、チキンカツ、牛カツ、メンチカツなど、肉を使った揚げ物に「カツ」がつきます。

フライと同く衣をつけて揚げる調理法ですが、カツは基本的に肉類に使われます。ただし、「エビカツ」「フィッシュカツ」のように魚介類にも使われることがあり、厳密な区別はありません。

「カツ」を使った例文
  • とんカツにはたっぷりのキャベツが添えられている。
  • 勝負の前にゲン担ぎでカツを食べる人も多い。
  • チキンカツをサンドイッチに挟んで食べた。

「カツレツ」の意味と使い方

「カツレツ」は、肉に衣をつけて調理した料理を指します。フランス語の「cotelette(コートレット)」が語源で、もともとは仔牛や仔羊の骨付き背肉、またはその肉を叩いて薄くのばし、衣をつけてバターで焼いた料理を指していました。

この料理が明治時代に日本に伝わり、英語の「cutlet」の読みで「カツレツ」と呼ばれるようになりました。日本では牛肉の代わりに豚肉を使い、バターではなく油で揚げる「ポークカツレツ」が考案され、これが「とんかつ」へと発展しました。

現在の「カツレツ」は、ミラノ風カツレツ(イタリア)やウィーン風シュニッツェル(オーストリア)のように、薄く叩いた肉を衣で包んで焼く・揚げる料理を指すことが多いです。

「カツレツ」を使った例文
  • イタリア料理店でミラノ風カツレツを食べた。
  • 仔牛のカツレツは本場フランスの味だ。
  • シュニッツェルはドイツ風のカツレツと言える。

語源・由来

「フライ」は英語の「fry」に由来します。本来は「揚げる」だけでなく「焼く」「炒める」など油を使った調理全般を意味する言葉でしたが、日本では主に「油で揚げる」という意味で使われています。正確には「deep fry(たっぷりの油で揚げる)」に相当します。

「カツ」は「カツレツ」を略した和製語です。明治時代に銀座の洋食店「煉瓦亭」が、牛肉を豚肉に替え、バターではなく油で揚げる「ポークカツレツ」を考案し、これが大人気となって「豚カツ」→「とんかつ」へと変化しました。

「カツレツ」はフランス語の「cotelette(コートレット)」が語源です。「côte(肋骨)」に由来し、もともとは骨付き背肉を意味していました。英語では「cutlet」と表記され、この読みが「カツレツ」となりました。

歴史的な変遷

もともと「フライ」と「カツ(カツレツ)」は、調理法に明確な違いがありました。フライは「油で揚げる」、カツレツは「バターで焼く」という区別があったのです。

しかし、日本でカツレツが油で揚げる料理に変化したことで、現在ではどちらも「衣をつけて油で揚げる」という同じ調理法になっています。

現代では、調理法の違いではなく食材の違いで使い分けられることが多くなりました。魚介類や野菜は「フライ」、肉類は「カツ」と呼ぶのが一般的です。ただし、「フィッシュカツ」「エビカツ」のように例外もあり、厳密な区別はありません。

よくある質問

Q
「フライ」と「カツ」の違いは何ですか?
A
現在の日本では、主に食材の違いで使い分けられています。魚介類や野菜を揚げたものは「フライ」、肉類を揚げたものは「カツ」と呼ぶことが多いです。調理法自体に違いはありません。
Q
「カツレツ」と「とんかつ」の違いは何ですか?
A
カツレツはもともとバターで揚げ焼きにする料理でしたが、とんかつは日本で生まれた、たっぷりの油で揚げる料理です。また、カツレツは薄く叩いた肉を使いますが、とんかつは厚切りの肉を使うのが特徴です。
Q
「メンチカツ」の「メンチ」は何ですか?
A
英語の「mince(ミンス)」が語源で、「細かく刻む」という意味です。ひき肉を使ったカツなので「ミンスミートカツレツ」→「メンチカツ」となりました。関西では「ミンチカツ」と呼ぶこともあります。
Q
「カツレツ」の語源は何ですか?
A
フランス語の「cotelette(コートレット)」が語源です。「côte(肋骨)」に由来し、もともとは骨付き背肉を意味していました。英語の「cutlet」を経て、日本で「カツレツ」と呼ばれるようになりました。