目次
  1. 「ムニエル」の意味と使い方
  2. 「ピカタ」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. 使い分けのポイント
  5. よくある質問
結論

「ムニエル」は小麦粉をまぶしてバターで焼く魚料理専用のフランス料理の調理法、「ピカタ」は小麦粉と溶き(+粉チーズ)をつけて焼くイタリア料理の調理法です。最大の違い衣に卵を使うかどうか適した食材にあります。

ムニエル

むにえる
小麦粉のみの衣
魚料理専用

ピカタ

ぴかた
小麦粉+溶き卵の衣
肉・魚・野菜に使える
項目 ムニエル ピカタ
基本的な意味 小麦粉をまぶしてバターで焼く 小麦粉+溶き卵で焼く
語源 「粉屋」(フランス語) 「槍で突く」(イタリア語)
発祥 フランス イタリア
適した食材 魚のみ 肉・魚・野菜
衣の構成 小麦粉のみ 小麦粉+溶き卵(+粉チーズ)
仕上がり 外カリッと、中ふっくら 卵のふんわり感
使用例 鮭のムニエル、舌平目のムニエル 豚肉のピカタ、鶏むね肉のピカタ

「ムニエル」の意味と使い方

「ムニエル」は、魚に塩・こしょうで下味をつけ、小麦粉を薄くまぶしてバターで両面を焼くフランス料理の調理法です。フランス語の「meunière(ムニエール)」に由来し、「粉屋の奥さん風」という意味があります。

小麦粉をまぶすことで、魚の旨味と水分を閉じ込め、外はカリッと中はふっくらとした食感に仕上がります。バターの風味が加わり、香ばしく上品な味わいになるのが特徴です。

ムニエルは魚料理専用の調理法で、肉には使いません。鮭、カレイ、舌平目、鱈などくせの少ない白身魚が適しています。仕上げにレモン汁やバターソースをかけて提供するのが一般的です。

「ムニエル」を使った例文
  • 今夜の夕食はムニエルにしよう。
  • 舌平目のムニエルはフレンチの定番料理だ。
  • バターを焦がしてムニエルを作ると香ばしい。

「ピカタ」の意味と使い方

「ピカタ」は、食材に小麦粉をまぶした後、溶き卵(粉チーズを混ぜることも)にくぐらせてフライパンで焼くイタリア料理の調理法です。イタリア語の「piccata(ピッカータ)」に由来し、「槍で突く」という意味があります。

溶き卵を使うことで、ムニエルよりもふんわりとした食感に仕上がります。粉チーズを加えると、コクと風味がプラスされます。

ピカタはムニエルと違い、肉・魚・野菜など幅広い食材に使える調理法です。日本では豚肉や鶏むね肉のピカタが家庭料理として親しまれています。本場イタリアでは仔牛肉を使うことが多いです。

「ピカタ」を使った例文
  • お弁当のおかずに鶏むね肉のピカタを入れた。
  • 豚ロース肉のピカタはボリューム満点だ。
  • ピカタは卵の衣がふんわりして美味しい。

語源・由来

「ムニエル」はフランス語の「meunier(ムニエ)」に由来します。「meunier」は「粉屋」「製粉業者」という意味で、その女性形が「meunière」です。「粉屋の奥さん風に」という意味で、小麦粉をまぶして焼く調理法を表しています。

「ピカタ」はイタリア語の「piccata」に由来します。「piccata」は動詞「piccare(槍で突く)」の過去分詞で、「槍で突かれた」という意味があります。一説には、調理中に食材を一度だけ裏返す(一突きする)ことからこの名前がついたとされています。

使い分けのポイント

ムニエルとピカタを使い分けるポイントは、主に食材衣の違いにあります。

食材については、ムニエルは魚専用ですが、ピカタは肉にも魚にも野菜にも使えます。魚料理でバターの風味を生かしたいときはムニエル、肉料理や卵のふんわり感を楽しみたいときはピカタが適しています。

衣については、ムニエルは小麦粉のみでカリッとした食感、ピカタは卵を使うことでふんわりとした食感になります。仕上がりの好みで選ぶのも良いでしょう。

よくある質問

Q
ムニエルは肉料理にも使えますか?
A
いいえ、ムニエルは魚料理専用の調理法です。肉に小麦粉をまぶしてバターで焼く場合は、ムニエルとは呼びません。肉の場合は「ソテー」や「ピカタ」などと呼ばれます。
Q
ピカタに粉チーズは必須ですか?
A
必須ではありません。基本のピカタは小麦粉と溶き卵だけで作れます。粉チーズを加えるとコクと風味がプラスされ、より本格的な味わいになります。
Q
「ピカタ」の語源は何ですか?
A
イタリア語の「piccata(槍で突かれた)」が語源です。一説には、調理中に食材を一度だけ裏返す動作に由来するとされています。