目次
  1. 「彗星」の意味と使い方
  2. 「流星」の意味と使い方
  3. 「隕石」の意味と使い方
  4. 語源・由来
  5. 流星と隕石の関係
  6. よくある質問
結論

「彗星」は氷やガス、塵からなる太陽系の小天体で、太陽に近づくと尾を引いて見えます。「流星」は宇宙の塵が大気圏に突入して発光する現象(流れ星)です。「隕石」は宇宙から来た物質が燃え尽きずに地表に落下したものです。彗星は「天体」、流星は「現象」、隕石は「落下物」という違いがあります。

彗星

すいせい
太陽系の小天体
尾を引いて見える「箒星」

流星

りゅうせい
大気圏で発光する現象
一瞬で消える「流れ星」

隕石

いんせき
地表に落下した宇宙物質
岩石や鉄の塊
項目 彗星 流星 隕石
分類 天体 現象 落下物
存在する場所 宇宙空間(太陽系内) 大気圏内 地表
主な成分 氷、ガス、塵 塵、小石(燃焼中) 岩石、鉄
大きさ 数十m〜数十km 0.1mm〜数cm程度 1mm〜数m
見え方 尾を引いて長時間見える 一瞬で流れて消える 落下時は火球として見える
別名 箒星(ほうきぼし) 流れ星(ながれぼし) いん石

「彗星」の意味と使い方

「彗星」とは、氷やガス、塵などからなる太陽系の小天体です。太陽の周りを楕円軌道で公転しており、太陽に近づくと表面の氷が蒸発してガスや塵を放出し、長い尾を引いて見えます。

彗星の本体(核)は直径数十mから数十kmほどで、成分の約8割が氷(水)です。太陽に近づいたときだけ尾が見えるため、遠くにいるときは暗くて観測が難しくなります。

尾が箒(ほうき)のように見えることから「箒星(ほうきぼし)」とも呼ばれます。有名な彗星には、約76年周期で地球に接近するハレー彗星があります。

「彗星」を使った例文
  • 夜空に彗星が尾を引いて輝いている。
  • ハレー彗星は約76年ごとに地球に接近する。
  • 彗星の核は主に氷でできている。
  • 新しい彗星が発見され、天文学界で話題になった。

「流星」の意味と使い方

「流星」とは、宇宙空間に漂う塵や小石が地球の大気圏に突入した際、摩擦熱で燃えて発光する現象のことです。一瞬で光の筋を描いて消えることから「流れ星(ながれぼし)」とも呼ばれます。

流星の元となる物質(流星物質)は、0.1mm以下の微小な塵から数cm程度の小石まで様々です。多くは彗星が通った軌道上に残した塵で、地球がその軌道を横切るときに多くの流星が見られます(流星群)。

流星物質は秒速数十kmという猛スピードで大気に突入するため、ほとんどが一瞬で燃え尽きてしまいます。

「流星」を使った例文
  • 夜空を流星が一瞬で横切った。
  • ペルセウス座流星群を観察した。
  • 流星に願い事をする暇もなく消えてしまった。
  • 今夜流星がたくさん見られるらしい。

「隕石」の意味と使い方

「隕石」とは、宇宙空間を漂っていた岩石や鉄の塊が、地球の大気圏を通過して燃え尽きずに地表に落下したものです。

隕石の多くは小惑星同士の衝突によってできた破片が起源とされています。大きさは1mm程度の小さなものから、ナミビアで発見された約60トンの「ホバ隕石」のような巨大なものまで様々です。

「隕」の字は常用漢字に含まれていないため、「いん石」と表記されることもあります。隕石が落下する際は「火球」として非常に明るく輝き、大きな音を伴うこともあります。

「隕石」を使った例文
  • 博物館で本物の隕石を見た。
  • 隕石が落下した跡がクレーターとして残っている。
  • この隕石は火星から飛来したと考えられている。
  • 隕石の成分を分析して太陽系の起源を探る。

語源・由来

「彗星」の「彗」は「箒(ほうき)」を意味する漢字です。尾を引いた姿が箒に似ていることから名づけられました。英語の「comet(コメット)」も、ギリシャ語の「kometes(長い髪の)」に由来し、尾を髪に見立てた表現です。

「流星」は「流れる星」という意味で、光の筋を描いて流れるように消える様子から名づけられました。天体そのものではなく「現象」を指す言葉です。

「隕石」の「隕」は「落ちる」「墜落する」を意味します。空から落ちてきた石、という意味で名づけられました。

流星と隕石の関係

流星と隕石は密接な関係があります。どちらも宇宙から地球に向かって落ちてくる物質ですが、大気圏で燃え尽きれば「流星」、燃え尽きずに地表に到達すれば「隕石」になります。

ただし、流星のほとんどは非常に小さな塵であるため、燃え尽きて隕石にはなりません。隕石になるためには、ある程度大きな岩石が必要です。また、流星の多くは彗星由来の塵ですが、隕石の多くは小惑星由来の岩石です。

特に明るい流星は「火球」と呼ばれ、火球の一部が燃え尽きずに地表に落下して隕石になることがあります。

よくある質問

Q
「流星群」とは何ですか?
A
彗星が軌道上に残した塵の帯を地球が通過するときに、多くの流星が見られる現象です。ペルセウス座流星群(8月)、ふたご座流星群(12月)などが有名です。
Q
彗星と流星、見え方の違いは?
A
彗星は尾を引いたまま数日〜数週間にわたって夜空に留まって見えます。一方、流星は一瞬で光の筋を描いて消えます。彗星は天体、流星は現象という違いがあります。
Q
「火球」とは何ですか?
A
特に明るい流星のことです。一般的に、金星(-4等級)より明るい流星を火球と呼びます。火球を起こす物質は比較的大きいため、燃え尽きずに隕石として地表に落下することがあります。
Q
「小惑星」と「彗星」の違いは?
A
どちらも太陽系の小天体ですが、主成分が異なります。彗星は主に氷でできており、太陽に近づくと尾を引きます。小惑星は主に岩石や金属でできており、尾は引きません。