「インカムゲイン」は資産を保有していることで得られる継続的な収益(配当金、利息、家賃収入など)です。「キャピタルゲイン」は資産を売却したときに得られる売買差益です。インカムゲインは安定的でローリスク、キャピタルゲインは変動が大きくハイリスク・ハイリターンという特徴があります。
| 項目 | インカムゲイン | キャピタルゲイン |
|---|---|---|
| 利益の得方 | 資産を保有しているだけで得られる | 資産を売却したときに得られる |
| 収益の性質 | 安定的・継続的 | 一時的・変動的 |
| リスク | 比較的低い | 比較的高い |
| リターン | 比較的小さい | 大きくなる可能性がある |
| 投資スタイル | 長期投資向け | 短期〜中期投資向け |
| 具体例 | 配当金、利息、家賃収入 | 株式売却益、不動産売却益 |
「インカムゲイン」の意味と使い方
「インカムゲイン」とは、資産を保有していることで継続的に得られる収益のことです。英語の「income(収入)」と「gain(利益)」を組み合わせた言葉で、「保有収益」とも呼ばれます。
株式投資では配当金、債券投資では利息、不動産投資では家賃収入がインカムゲインに該当します。銀行預金の利息も、広い意味ではインカムゲインの一種です。
インカムゲインの特徴は、資産を売却しなくても定期的に収益が得られる点です。株価や不動産価格が変動しても、配当や家賃が支払われる限り、安定した収入を得られます。
- 高配当株に投資してインカムゲインを狙う。
- 不動産投資のインカムゲインで生活費を賄っている。
- インカムゲイン重視の運用で安定した収益を確保したい。
- 債券の利息は代表的なインカムゲインだ。
「キャピタルゲイン」の意味と使い方
「キャピタルゲイン」とは、保有していた資産を売却したときに得られる売買差益のことです。英語の「capital(資本・資産)」と「gain(利益)」を組み合わせた言葉で、「譲渡益」「値上がり益」とも呼ばれます。
例えば、1,000円で購入した株式を1,500円で売却すれば、500円のキャピタルゲインが得られます。逆に、購入時より安い価格で売却した場合の損失は「キャピタルロス」と呼ばれます。
キャピタルゲインの特徴は、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方で、損失リスクも大きい点です。資産の価格変動を利用するため、市場の動向を見極める必要があります。
- 株価が2倍になり、大きなキャピタルゲインを得た。
- キャピタルゲインを狙って成長株に投資している。
- 不動産を売却してキャピタルゲインを実現した。
- キャピタルゲインには20.315%の税金がかかる。
語源・由来
「インカムゲイン」は英語の「income gain」に由来します。「income」は「収入」「所得」を意味し、定期的に入ってくるお金を表します。資産を保有しているだけで「収入」として入ってくる利益、という意味です。
「キャピタルゲイン」は英語の「capital gain」に由来します。「capital」は「資本」「元本」を意味し、投資した元本(資産)自体の価値が上がることで得られる利益を表します。
どちらも英語圏の金融・投資用語がそのままカタカナで日本に入ってきた外来語です。
投資商品別のインカムゲインとキャピタルゲイン
主な投資商品について、インカムゲインとキャピタルゲインの例を見てみましょう。
株式投資
インカムゲインは「配当金」と「株主優待」です。企業が利益の一部を株主に還元するもので、保有株数に応じて受け取れます。キャピタルゲインは株式の「売却益」です。購入時より高い株価で売却すれば利益が出ます。
不動産投資
インカムゲインは「家賃収入」です。賃貸物件を所有していれば、毎月の家賃が継続的な収入になります。キャピタルゲインは不動産の「売却益」です。物件価格が上昇したタイミングで売却すれば利益が出ます。
債券投資
インカムゲインは「利息(クーポン)」です。債券を保有していれば、定期的に利息を受け取れます。キャピタルゲインは債券の「売却益」です。金利が下がると債券価格は上昇するため、そのタイミングで売却すれば利益が出ます。
よくある質問
「キャピタルロス」とは何ですか?
キャピタルゲインの反対で、資産を売却したときに発生する損失のことです。購入時より安い価格で売却した場合にキャピタルロスが発生します。「譲渡損失」とも呼ばれます。
「インカムロス」という言葉はありますか?
一般的には使われません。インカムゲインは「継続的に入ってくる収益」を指すため、マイナスになるという概念がないためです。ただし、配当の減額や無配転落を指して使われることはあります。
インカムゲインとキャピタルゲイン、税金はどう違う?
株式投資の場合、どちらも税率は20.315%(所得税15.315%+住民税5%)です。ただし、不動産の売却益は所有期間によって税率が異なり、5年以下は約39%、5年超は約20%となります。
FX(外国為替取引)ではどちらに該当しますか?
為替差益はキャピタルゲインに該当します。また、2国間の金利差で得られる「スワップポイント」はインカムゲインに分類されます。