目次
  1. 「ご確認」の意味と使い方
  2. 「ご査収」の意味と使い方
  3. 「ご検収」の意味と使い方
  4. 使い分けの判断フローチャート
  5. 丁寧な言い回し
  6. 受け取ったときの返信
  7. よくある質問
結論

「ご確認」は内容を確かめてほしいときに使う最も汎用的な表現です。「ご査収」は添付ファイルや書類など「確認して受け取ってほしい」ときに使います。「ご検収」は納品物(商品・製品・システムなど)が発注どおりか「検査して受け取ってほしい」ときに使います。

ご確認

ごかくにん
内容を確かめる
添付なしでもOK

ご査収

ごさしゅう
調べて受け取る
添付ファイル・書類向け

ご検収

ごけんしゅう
検査して受け取る
納品物向け
項目 ご確認 ご査収 ご検収
基本的な意味 内容を確かめる 調べて受け取る 検査して受け取る
「受け取る」の意味 含まない 含む 含む
添付ファイル なくてもOK 必須 納品物が対象
対象 メール本文、内容全般 書類、資料、見積書、請求書 商品、製品、システム、成果物
使用場面 書き言葉・話し言葉 書き言葉のみ 書き言葉のみ

「ご確認」の意味と使い方

「ご確認」内容が正しいかどうか確かめてほしいときに使う表現です。「確認」に尊敬の接頭語「ご」をつけた敬語で、3つの中で最も汎用性が高い表現です。

「確認」には「受け取る」という意味が含まれないため、添付ファイルがない場合でも使えるのが特徴です。メール本文の内容だけを見てほしい場合や、口頭で確認を依頼する場合にも適しています。

「ご査収」や「ご検収」を使うべきか迷ったときは、「ご確認」を使えばほぼ問題ありません。

「ご確認」を使った例文
  • 下記の内容をご確認ください。
  • 会議の日程についてご確認いただけますでしょうか。
  • 添付資料をご確認のうえ、ご返信をお願いいたします。
  • お手数ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

「ご査収」の意味と使い方

「ご査収」は、内容をよく調べて受け取ってほしいときに使う表現です。「査」は「調べる」、「収」は「受け取る」という意味で、確認と受け取りの両方を求めるニュアンスがあります。

主に添付ファイルや書類を送る際に使います。見積書、請求書、契約書、報告書など、相手にしっかり中身を確認して受け取ってほしい場合に適しています。

添付ファイルがない場合には使えないので注意しましょう。また、書き言葉で使う表現なので、口頭では「ご確認ください」を使うのが一般的です。

「ご査収」を使った例文
  • 見積書を添付いたしますので、ご査収ください。
  • 請求書を送付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。
  • 書のひな形を添付いたします。ご査収くださいますようお願い申し上げます。
  • 報告書を同封いたしましたので、ご査収いただければ幸いです。

「ご検収」の意味と使い方

「ご検収」は、納品物が発注どおりか検査して受け取ってほしいときに使う表現です。「検」は「検査する」、「収」は「受け取る」という意味です。

主に商品・製品・システム・成果物などを納品する際に使います。品物の種類、数量、破損の有無、機器の動作確認などを行ったうえで受け取ることを求める表現です。

「発注→納品」という取引関係がある場合に使うのが基本です。単なる書類の送付には使わないので、「ご査収」との使い分けに注意しましょう。

「ご検収」を使った例文
  • ご注文いただいた商品を納品いたしました。ご検収のほどよろしくお願いいたします。
  • システムの開発が完了いたしましたので、ご検収いただきたく存じます。
  • タブレット20台を納品いたします。ご検収くださいますようお願い申し上げます。
  • 成果物を納品いたしましたので、ご検収をお願いいたします。

使い分けの判断フローチャート

3つの表現の使い分けに迷ったときは、以下の順番で判断しましょう。

【STEP1】添付ファイルや同封物はあるか?

  • ない → 「ご確認」を使う
  • ある → STEP2へ

【STEP2】送るものは納品物か?

  • 品物(商品・製品・システム・成果物など)→ 「ご検収」を使う
  • 書類・資料 → 「ご査収」を使う

【迷ったら】

「ご確認」は最も汎用的な表現なので、迷ったときは「ご確認」を使えば失礼にはあたりません。

丁寧な言い回し

「〜ください」は命令形なので、目上の人や取引先に対してはより丁寧な表現を使うと好印象です。

丁寧さの度合い(低→高)

  • ご査収ください
  • ご査収のほどお願いいたします
  • ご査収くださいますようお願いいたします
  • ご査収くださいますようお願い申し上げます
  • ご査収いただければ幸いです

「ご確認」「ご検収」も同様に言い換えられます。

受け取ったときの返信

「ご査収ください」「ご検収ください」と言われた場合、しっかり確認したことを伝えて返信しましょう。

返信例(問題がない場合)

  • 「確認いたしました。問題ございません。」
  • 「内容を確認のうえ、受領いたしました。」
  • 「確かに拝受いたしました。」

返信例(修正がある場合)

  • 「確認いたしましたが、1点修正をお願いしたい箇所がございます。」

なお、「査収しました」「検収しました」とは言いません。「確認しました」「受領しました」などを使います。

よくある質問

Q
「ご査収」は添付ファイルがないと使えない?
A
はい。「ご査収」は「調べて受け取る」という意味なので、確認して受け取るべき添付ファイルや書類がない場合には使えません。添付ファイルがない場合は「ご確認ください」を使いましょう。
Q
「ご査収」と「ご検収」の違いは?
A
「ご査収」は書類や資料を送る際に使い、「ご検収」は納品物(商品・製品・システムなど)を納品する際に使います。発注→納品の取引関係がある場合は「ご検収」、それ以外の書類は「ご査収」と覚えましょう。
Q
口頭で「ご査収ください」は使える?
A
「ご査収」「ご検収」は主に書き言葉で使う表現です。電話や対面では「ご確認ください」「お目通しください」などを使うのが自然です。
Q
「ご査収ください」と言われたら何と返す?
A
「確認いたしました」「受領いたしました」「拝受いたしました」などと返信します。「査収しました」とは言わないので注意しましょう。内容に問題がなければその旨も伝えると丁寧です。
Q
迷ったらどれを使えばいい?
A
「ご確認」が最も汎用的です。「ご査収」を使うべき場面で「ご確認」を使っても失礼にはあたりません。迷ったら「ご確認ください」を使えば問題ありません。