結論
「回る」は回転する・巡回する・順番がめぐるなど広い意味で使い、「周る」は周囲をめぐる・一周するという限定的な意味で使います。ただし「周る」は常用漢字の読みにないため、公用文では「回る」で統一されます。迷ったら「回る」を使えば問題ありません。
| 項目 | 回る | 周る |
|---|---|---|
| 意味 | 回転する、巡回する、順番がめぐる | 周囲をめぐる、一周する |
| 使用範囲 | 広い(汎用的) | 狭い(限定的) |
| 常用漢字 | (読みあり) | (読みなし) |
| 代表的な表現 | 地球が回る、店を回る | 池を周る、世界を周る |
「回る」の意味と使い方
回る(まわる)は、回転する・巡回する・順番がめぐるなど、幅広い意味で使われる動詞です。「回」は常用漢字で「まわる」という読みが認められており、公用文や一般的な文章で広く使用できます。
「回る」には主に以下の意味があります。
1. 回転する
物が軸を中心に動くことを表します。
- 地球が回る
- コマが回る
- 風車が回る
2. 巡回する・移動する
複数の場所を順番に訪れることを表します。
- 得意先を回る
- 店を回る
- 各地を回る
3. 順番がめぐる
順番や番が自分のところに来ることを表します。
- 順番が回ってきた
- 仕事が回ってくる
4. 機能する・働く
物事がうまく動くことを表します。
- 頭が回る
- 気が回る
- 目が回る
「周る」の意味と使い方
周る(まわる)は、周囲をめぐる・一周するという限定的な意味で使われる動詞です。「周」には「まわる」という読みがありますが、常用漢字表では「まわる」の読みが認められていません。
そのため、公用文や正式な文書では「回る」を使い、「周る」は私的な文章や、特に「周囲をめぐる」ことを強調したい場合に使われます。
「周る」を使う場面
- 一周する – 池を周る、湖を周る
- 周囲をめぐる – 城の周りを周る
- 各地を巡る – 世界を周る、日本を周る
「周る」を使った例文
- 池の周りを周った。
- 世界一周の旅に出た。
- お城の周りを周る。
使い分けのポイント
基本ルール
- 迷ったら「回る」を使えばOK
- 公用文・正式文書では「回る」で統一
- 「周囲をめぐる」を強調したいなら「周る」も可
ニュアンスの違い
| 表現 | 回る | 周る |
|---|---|---|
| 池を○○ | 池を回る(一般的) | 池を周る(周囲を強調) |
| 世界を○○ | 世界を回る(巡回) | 世界を周る(一周) |
| 店を○○ | 店を回る | (あまり使わない) |
| コマが○○ | コマが回る | (使わない) |
「廻る」について
「廻る」は「回る」と同じ意味ですが、「廻」は常用漢字外です。「輪廻(りんね)」などの仏教用語や、固有名詞、古風な表現で使われることがあります。
一般的な文章では「回る」を使い、「廻る」は特別な場合に限定されます。
よくある質問
Q
「世界一周」は「回」「周」どちら?
「世界一周」は「回」「周」どちら?
A
「世界一周」が正しい表記です。世界を一巡りするという意味で、「周」を使います。「周」には「一巡り」という意味があるためです。
「世界一周」が正しい表記です。世界を一巡りするという意味で、「周」を使います。「周」には「一巡り」という意味があるためです。
Q
「店をまわる」は「回る」「周る」どちら?
「店をまわる」は「回る」「周る」どちら?
A
「店を回る」が適切です。複数の店を巡回するという意味で、「回る」を使います。「周る」は周囲をめぐる意味なので、この場合は使いません。
「店を回る」が適切です。複数の店を巡回するという意味で、「回る」を使います。「周る」は周囲をめぐる意味なので、この場合は使いません。
Q
公式文書ではどちらを使う?
公式文書ではどちらを使う?
A
公用文では「回る」を使います。「周」は常用漢字ですが、「まわる」という読みは常用漢字表にないため、公式文書では「回る」で統一されます。
公用文では「回る」を使います。「周」は常用漢字ですが、「まわる」という読みは常用漢字表にないため、公式文書では「回る」で統一されます。
Q
「回る」「周る」「廻る」の違いは?
「回る」「周る」「廻る」の違いは?
A
「回る」は汎用的に使える常用漢字、「周る」は周囲をめぐる意味だが常用漢字の読みにない、「廻る」は回ると同義だが常用漢字外です。迷ったら「回る」を使えば問題ありません。
「回る」は汎用的に使える常用漢字、「周る」は周囲をめぐる意味だが常用漢字の読みにない、「廻る」は回ると同義だが常用漢字外です。迷ったら「回る」を使えば問題ありません。