目次
  1. 「回る」の意味と使い方
  2. 「周る」の意味と使い方
  3. 使い分けのポイント
  4. 「廻る」について
  5. よくある質問
結論

「回る」は回転する・巡回する・順番がめぐるなど広い意味で使い、「周る」は周囲をめぐる・一周するという限定的な意味で使います。ただし「周る」は常用漢字の読みにないため、公用文では「回る」で統一されます。迷ったら「回る」を使えば問題ありません。

回る

まわる
回転する・巡回する
広い意味で使える

周る

まわる
周囲をめぐる・一周する
常用漢字の読みにない
項目 回る 周る
意味 回転する、巡回する、順番がめぐる 周囲をめぐる、一周する
使用範囲 広い(汎用的) 狭い(限定的)
常用漢字 (読みあり) (読みなし)
代表的な表現 地球が回る、店を回る 池を周る、世界を周る

「回る」の意味と使い方

回る(まわる)は、回転する・巡回する・順番がめぐるなど、幅広い意味で使われる動詞です。「回」は常用漢字で「まわる」という読みが認められており、公用文や一般的な文章で広く使用できます。

「回る」には主に以下の意味があります。

1. 回転する

物が軸を中心に動くことを表します。

  • 地球が回る
  • コマが回る
  • 風車が回る

2. 巡回する・移動する

複数の場所を順番に訪れることを表します。

  • 得意先を回る
  • 店を回る
  • 各地を回る

3. 順番がめぐる

順番や番が自分のところに来ることを表します。

  • 順番が回ってきた
  • 仕事が回ってくる

4. 機能する・働く

物事がうまく動くことを表します。

  • 頭が回る
  • 気が回る
  • 目が回る
「回る」を使った例文
  • 地球太陽の周り回っている。
  • 営業で得意先を回ってきた。
  • やっと順番が回ってきた。
  • 彼は頭が回る人だ。

「周る」の意味と使い方

周る(まわる)は、周囲をめぐる・一周するという限定的な意味で使われる動詞です。「周」には「まわる」という読みがありますが、常用漢字表では「まわる」の読みが認められていません。

そのため、公用文や正式な文書では「回る」を使い、「周る」は私的な文章や、特に「周囲をめぐる」ことを強調したい場合に使われます。

「周る」を使う場面

  • 一周する – 池を周る、湖を周る
  • 周囲をめぐる – 城の周りを周る
  • 各地を巡る – 世界を周る、日本を周る
「周る」を使った例文
  • 池の周りを周った。
  • 世界一の旅に出た。
  • お城の周りを周る

使い分けのポイント

基本ルール

  • 迷ったら「回る」を使えばOK
  • 公用文・正式文書では「回る」で統一
  • 「周囲をめぐる」を強調したいなら「周る」も可

ニュアンスの違い

表現 回る 周る
池を○○ 池を回る(一般的) 池を周る(周囲を強調)
世界を○○ 世界を回る(巡回) 世界を周る(一周)
店を○○ 店を回る (あまり使わない)
コマが○○ コマが回る (使わない)

「廻る」について

「廻る」は「回る」と同じ意味ですが、「廻」は常用漢字外です。「輪廻(りんね)」などの仏教用語や、固有名詞、古風な表現で使われることがあります。

一般的な文章では「回る」を使い、「廻る」は特別な場合に限定されます。

よくある質問

Q
「世界一周」は「回」「周」どちら?
A
「世界一周」が正しい表記です。世界を一巡りするという意味で、「周」を使います。「周」には「一巡り」という意味があるためです。
Q
「店をまわる」は「回る」「周る」どちら?
A
「店を回る」が適切です。複数の店を巡回するという意味で、「回る」を使います。「周る」は周囲をめぐる意味なので、この場合は使いません。
Q
公式文書ではどちらを使う?
A
公用文では「回る」を使います。「周」は常用漢字ですが、「まわる」という読みは常用漢字表にないため、公式文書では「回る」で統一されます。
Q
「回る」「周る」「廻る」の違いは?
A
「回る」は汎用的に使える常用漢字、「周る」は周囲をめぐる意味だが常用漢字の読みにない、「廻る」は回ると同義だが常用漢字外です。迷ったら「回る」を使えば問題ありません。