結論
「周り」は周囲・そのものを取り囲む辺りを表し、「回り」はまわること・めぐることを表します。「廻り」は「回り」と同じ意味ですが常用漢字外です。「家の周り」「一回り大きい」「身の回り」のように使い分けます。迷ったら、周囲なら「周り」、動作・順番なら「回り」と覚えましょう。
| 項目 | 周り | 回り | 廻り |
|---|---|---|---|
| 意味 | 周囲、取り囲む辺り | まわること、めぐること | 「回り」と同じ |
| ニュアンス | 場所・空間(静的) | 動作・順番(動的) | 動作・順番(動的) |
| 常用漢字 | |||
| 代表的な表現 | 家の周り、周りの人 | 一回り、身の回り | 輪廻、巡り廻り |
「周り」の意味と使い方
周り(まわり)は、周囲・周辺など、そのものを取り囲んでいる辺り・環境を意味します。「周」という漢字には「めぐる」「囲む」という意味があり、ある地点・物の外側の空間を表します。
場所や空間を表す静的なニュアンスがあり、「家の周り」「池の周り」「周りの人」のように使います。
「周り」を使う場面
- 場所の周囲 – 家の周り、駅の周り、池の周り
- 人の周囲 – 周りの人、周りの目、周りの反応
- 環境 – 周りの環境、周りの状況
「周り」を使った例文
- 家の周りに花を植えた。
- 周りの人に迷惑をかけないようにする。
- 池の周りを散歩した。
- 周りの目が気になる。
「回り」の意味と使い方
回り(まわり)は、まわること・めぐることを意味します。「回」という漢字には「まわる」「めぐる」という意味があり、回転や巡回など動作を表します。動詞「回る」を名詞化した形です。
動作や順番を表す動的なニュアンスがあり、「一回り」「身の回り」「水回り」のように使います。
「回り」を使う場面
- サイズ・程度 – 一回り大きい、一回り年上
- 身辺 – 身の回り、身の回りの世話
- 設備・場所 – 水回り、火の回り
- 巡回 – 得意先回り、外回り、内回り
- 順番 – 順番が回る、右回り、左回り
「回り」を使った例文
- 彼は私より一回り年上だ。
- 身の回りのものを整理する。
- 水回りの掃除をした。
- 山手線の外回りに乗る。
「廻り」の意味と使い方
廻り(まわり)は、「回り」と同じ意味で、まわること・めぐることを表します。ただし「廻」は常用漢字外のため、公用文や一般的な文章では「回り」を使うのが適切です。
「輪廻(りんね)」「巡り廻り」など、仏教用語や古風な表現で使われることがあります。
「廻り」を使う場面
- 仏教用語 – 輪廻、廻向(えこう)
- 古風な表現 – 巡り廻り、廻り道
- 固有名詞 – 店名、地名など
「廻り」を使った例文
- 仏教には輪廻転生という考えがある。
- 人生は巡り廻りだ。
迷ったときの判断基準
「周り」か「回り」か
- 周囲・場所を表す → 「周り」(家の周り、周りの人)
- 動作・順番・程度を表す → 「回り」(一回り、身の回り)
覚え方
- 周りの「周」→「周囲」「周辺」→ 囲んでいる場所
- 回りの「回」→「回転」「巡回」→ まわる動作
よく使う表現の一覧
| 周り(周囲) | 回り(動作) |
|---|---|
| 家の周り | 一回り大きい |
| 周りの人 | 身の回り |
| 池の周り | 水回り |
| 周りの目 | 外回り・内回り |
| 周りの環境 | 得意先回り |
よくある質問
Q
「身のまわり」は「周り」「回り」どちら?
「身のまわり」は「周り」「回り」どちら?
A
「身の回り」が正しい表記です。身辺の世話や身の回りの品など、自分に関わる事柄を「回る」ようにめぐるという意味で「回り」を使います。
「身の回り」が正しい表記です。身辺の世話や身の回りの品など、自分に関わる事柄を「回る」ようにめぐるという意味で「回り」を使います。
Q
「水まわり」は「周り」「回り」どちら?
「水まわり」は「周り」「回り」どちら?
A
「水回り」が正しい表記です。キッチン・風呂・トイレなど水を使う設備を総称する言葉で、水が「回る」場所という意味で「回り」を使います。
「水回り」が正しい表記です。キッチン・風呂・トイレなど水を使う設備を総称する言葉で、水が「回る」場所という意味で「回り」を使います。
Q
「一まわり年上」は「周り」「回り」どちら?
「一まわり年上」は「周り」「回り」どちら?
A
「一回り年上」が正しい表記です。干支が一巡(12年)する意味で、「回る」を含む「回り」を使います。
「一回り年上」が正しい表記です。干支が一巡(12年)する意味で、「回る」を含む「回り」を使います。
Q
「廻り」はいつ使う?
「廻り」はいつ使う?
A
「廻」は常用漢字外のため、一般的な文章では「回り」を使います。「輪廻」などの仏教用語や、固有名詞、古風な表現で使われることがあります。
「廻」は常用漢字外のため、一般的な文章では「回り」を使います。「輪廻」などの仏教用語や、固有名詞、古風な表現で使われることがあります。