目次
  1. 「周り」の意味と使い方
  2. 「回り」の意味と使い方
  3. 「廻り」の意味と使い方
  4. 迷ったときの判断基準
  5. よくある質問
結論

「周り」周囲・そのものを取り囲む辺りを表し、「回り」はまること・めぐることを表します。「廻り」は「回り」と同じ意味ですが常用漢字外です。「家の周り」「一回り大きい」「身の回り」のように使い分けます。迷ったら、周囲なら「周り」、動作・順番なら「回り」と覚えましょう。

周り

まわり
周囲・取り囲む辺り
「家の周り」「周りの人」

回り

まわり
まわること・めぐること
「一回り」「身の回り」

廻り

まわり
「回り」と同意味
常用漢字外
項目 周り 回り 廻り
意味 周囲、取り囲む辺り まわること、めぐること 「回り」と同じ
ニュアンス 場所・空間(静的) 動作・順番(動的) 動作・順番(動的)
常用漢字
代表的な表現 家の周り、周りの人 一回り、身の回り 輪廻、巡り廻り

「周り」の意味と使い方

周り(まわり)は、周囲・周辺など、そのものを取り囲んでいる辺り・環境を意味します。「周」という漢字には「めぐる」「囲む」という意味があり、ある地点・物の外側の空間を表します。

場所や空間を表す静的なニュアンスがあり、「家の周り」「池の周り」「周りの人」のように使います。

「周り」を使う場面

  • 場所の周囲 – 家の周り、駅の周り、池の周り
  • 人の周囲 – 周りの人、周りの目、周りの反応
  • 環境 – 周りの環境、周りの状況
「周り」を使った例文
  • 家の周りに花を植えた。
  • 周りの人に迷惑をかけないようにする。
  • 池の周りを散歩した。
  • 周りの目が気になる。

「回り」の意味と使い方

回り(まわり)は、まわること・めぐることを意味します。「回」という漢字には「まわる」「めぐる」という意味があり、回転や巡回など動作を表します。動詞「回る」を名詞化した形です。

動作や順番を表す動的なニュアンスがあり、「一回り」「身の回り」「水回り」のように使います。

「回り」を使う場面

  • サイズ・程度 – 一回り大きい、一回り年上
  • 身辺 – 身の回り、身の回りの世話
  • 設備・場所 – 水回り、火の回り
  • 巡回 – 得意先回り、外回り、内回り
  • 順番 – 順番が回る、右回り、左回り
「回り」を使った例文
  • 私より一回り年上だ。
  • 身の回りのものを整理する。
  • 回りの掃除をした。
  • 山手線の外回りに乗る。

「廻り」の意味と使い方

廻り(まわり)は、「回り」と同じ意味で、まわること・めぐることを表します。ただし「廻」は常用漢字外のため、公用文や一般的な文章では「回り」を使うのが適切です。

「輪廻(りんね)」「巡り廻り」など、仏教用語や古風な表現で使われることがあります。

「廻り」を使う場面

  • 仏教用語 – 輪廻、廻向(えこう)
  • 古風な表現 – 巡り廻り、廻り道
  • 固有名詞 – 店名、地名など
「廻り」を使った例文
  • 仏教には輪転生という考えがある。
  • 人生は巡り廻りだ。

迷ったときの判断基準

「周り」か「回り」か

  • 周囲・場所を表す → 「周り」(家の周り、周りの人)
  • 動作・順番・程度を表す → 「回り」(一回り、身の回り)

覚え方

  • 周りの「周」→「周囲」「周辺」→ 囲んでいる場所
  • 回りの「回」→「回転」「巡回」→ まわる動作

よく使う表現の一覧

周り(周囲) 回り(動作)
家の周り 一回り大きい
周りの人 身の回り
池の周り 水回り
周りの目 外回り・内回り
周りの環境 得意先回り

よくある質問

Q
「身のまわり」は「周り」「回り」どちら?
A
「身の回り」が正しい表記です。身辺の世話や身の回りの品など、自分に関わる事柄を「回る」ようにめぐるという意味で「回り」を使います。
Q
「水まわり」は「周り」「回り」どちら?
A
「水回り」が正しい表記です。キッチン・風呂・トイレなど水を使う設備を総称する言葉で、水が「回る」場所という意味で「回り」を使います。
Q
「一まわり年上」は「周り」「回り」どちら?
A
「一回り年上」が正しい表記です。干支が一巡(12年)する意味で、「回る」を含む「回り」を使います。
Q
「廻り」はいつ使う?
A
「廻」は常用漢字外のため、一般的な文章では「回り」を使います。「輪廻」などの仏教用語や、固有名詞、古風な表現で使われることがあります。