目次
  1. 「マンション」の意味と特徴
  2. 「アパート」の意味と特徴
  3. 法的な定義はない
  4. 語源・由来
  5. 物件名の「ハイツ」「コーポ」とは?
  6. よくある質問
結論

「マンション」は鉄筋コンクリート造などで3階建て以上の集合住宅、「アパート」は木造や軽量鉄骨造で2階建て以下の集合住宅を指すのが一般的です。ただし、法律上の明確な定義はなく、不動産業界の慣例による区別です。

マンション

まんしょん
鉄筋コンクリート造など
3階建て以上の集合住宅

アパート

あぱーと
木造・軽量鉄骨造
2階建て以下の集合住宅
項目 マンション アパート
構造 鉄筋コンクリート(RC)造
鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造
重量鉄骨造
木造
軽量鉄骨造
階数 3階建て以上 2階建て以下
家賃 高め 安め
防音性 高い 低い
耐震・耐火性 高い 低い
設備 オートロック、エレベーター、
宅配ボックスなど充実
シンプル

「マンション」の意味と特徴

マンションは、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)などの堅固な構造で建てられた、3階建て以上の集合住宅を指すのが一般的です。

建物の構造が頑丈なため、耐震性・耐火性・防音性に優れています。また、オートロックや防犯カメラ、宅配ボックス、エレベーターなど、設備が充実している物件が多いのも特徴です。

マンションのメリット

  • 鉄筋コンクリート造のため、耐震性・耐火性に優れている
  • 壁や床が厚く、防音性が高い
  • オートロックや防犯カメラなど、セキュリティが充実
  • 管理人が常駐している物件もある

マンションのデメリット

  • アパートに比べて家賃が高い傾向がある
  • 管理費・共益費が高くなりやすい
  • 気密性が高いため、結露が発生しやすい

「アパート」の意味と特徴

アパートは、木造や軽量鉄骨造で建てられた、2階建て以下の比較的小規模な集合住宅を指すのが一般的です。

建築コストが低く抑えられるため、同じ条件のマンションと比べて家賃が安い傾向があります。また、木造の場合は通気性が良く、結露やカビが発生しにくいというメリットもあります。

アパートのメリット

  • マンションに比べて家賃が安い
  • 敷金・礼金・管理費などの初期費用も安め
  • 木造の場合、通気性が良く結露しにくい
  • 小規模で住人同士の顔が見えやすい

アパートのデメリット

  • 防音性が低く、隣や上下階の音が気になりやすい
  • 木造の場合、耐火性・耐震性がマンションより低い
  • オートロックなどのセキュリティ設備がないことが多い

法的な定義はない

実は、マンションとアパートを区別する法律上の明確な定義はありません。建築基準法や宅地建物取引業法では、どちらも「共同住宅」として扱われ、区別されていないのです。

現在の区別は、不動産業界の慣例によるものです。多くの不動産会社が加入する「不動産公正取引協議会」では、構造を基準にマンションとアパートを区別するルールを定めています。

そのため、同じ物件でも不動産会社によって「マンション」と表記されたり「アパート」と表記されたりすることがあります。また、物件名に「〇〇マンション」とあっても、実際の構造はアパート相当ということもあり得ます。

語源・由来

「マンション」の由来

マンションの語源は英語の「mansion」ですが、英語では「大邸宅」「豪邸」という意味で、集合住宅を指す言葉ではありません。

日本では1960年代に、不動産会社が高級感をアピールするために「マンション」という言葉を使い始めました。当時は「アパート」に「賃貸で安い」というイメージがあったため、分譲の高級集合住宅を差別化するために採用されたのです。

なお、英語で日本のマンションに相当する言葉は「apartment」や「condominium(コンドミニアム)」です。海外で「I live in a mansion」と言うと、豪邸に住んでいると誤解されてしまうので注意しましょう。

「アパート」の由来

アパートは英語の「apartment(アパートメント)」を略した言葉です。英語では集合住宅全般を指し、日本でいうマンションもアパートも含みます。

日本では「マンション」より先に「アパート」という言葉が使われていました。戦後の住宅不足の時代に建てられた木造の集合住宅を指す言葉として定着し、その後「マンション」との使い分けが生まれました。

物件名の「ハイツ」「コーポ」とは?

物件名によく見られる「ハイツ」「コーポ」「メゾン」「レジデンス」などの名称にも、法律上の定義はありません。

これらは建物のオーナー(大家さん)が自由につける名称で、高級感やおしゃれなイメージを演出するために使われています。「〇〇ハイツ」という名前でも、実際の構造はアパートであることも、マンションであることもあります。

物件を選ぶ際は、名称ではなく構造(木造・RC造など)を確認することが大切です。

よくある質問

Q
「マンション」と「アパート」、法律上の違いは?
A
法律上の明確な定義はありません。建築基準法や宅地建物取引業法では、どちらも「共同住宅」として扱われます。現在の区別は不動産業界の慣例によるものです。
Q
「マンション」は英語で何と言う?
A
英語では「apartment」または「condominium(コンドミニアム)」と言います。英語の「mansion」は「豪邸」を意味するため、日本のマンションには使えません。
Q
「ハイツ」と「コーポ」の違いは?
A
どちらも法的な定義はなく、オーナーが自由につける物件名です。構造による区別ではないため、「〇〇ハイツ」でも「〇〇コーポ」でも、実際の構造は物件ごとに異なります。
Q
3階建ての木造は「マンション」?「アパート」?
A
不動産会社によって判断が分かれます。一般的には構造(木造)を重視して「アパート」とすることが多いですが、階数(3階建て以上)を重視して「マンション」とする場合もあります。