目次
  1. 「恒星」の意味と特徴
  2. 「惑星」の意味と特徴
  3. 「衛星」の意味と特徴
  4. 語源・由来
  5. 階層構造で覚える
  6. その他の天体
  7. よくある質問
結論

「恒星」は自ら光を発する天体で、太陽が代表例です。「惑星」は恒星の周り回る天体で、地球や火星がこれにあたります。「衛星」は惑星の周りを回る天体で、月が代表例です。恒星→惑星→衛星という階層構造になっています。

恒星

こうせい
自ら光を発する天体
例:太陽

惑星

わくせい
恒星の周りを回る天体
例:地球、火星

衛星

えいせい
惑星の周りを回る天体
例:月
項目 恒星 惑星 衛星
定義 自ら光を発する 恒星の周りを回る 惑星の周りを回る
光り方 自ら発光 恒星の光を反射 恒星の光を反射
太陽系での例 太陽 水星〜海王星の8つ 月、フォボスなど
階層 中心 恒星の周囲 惑星の周囲

「恒星」の意味と特徴

恒星とは、核融合反応によって自ら光や熱を発する天体のことです。私たちにとって最も身近な恒星は太陽で、太陽系で唯一の恒星です。

夜空に見える星のほとんどは恒星です。とても遠くにあるため小さく見えますが、実際には太陽と同等か、それ以上の大きさを持つ巨大な天体です。

恒星の特徴

  • 核融合反応で自ら光と熱を発する
  • 主に水素とヘリウムのガスでできている
  • 非常に高温(太陽の表面温度は約6,000℃)
  • 夜空に見える星のほとんどが恒星

「惑星」の意味と特徴

惑星とは、恒星の周りを公転する天体のことです。自ら光を発することはなく、恒星の光を反射して輝いて見えます。

太陽系には、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つの惑星があります。かつては冥王星も惑星とされていましたが、2006年に「準惑星」に再分類されました。

惑星の特徴

  • 恒星(太陽)の周りを公転する
  • 自ら光を発しない(恒星の光を反射)
  • 十分な質量を持ち、ほぼ球形をしている
  • 軌道周辺の他の天体を排除している

太陽系の8惑星

太陽に近い順に、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つです。「水金地火木土天海(すいきんちかもくどってんかい)」と覚えると便利です。

「衛星」の意味と特徴

衛星とは、惑星の周りを公転する天体のことです。地球の衛星は月が唯一ですが、木星や土星には数十個以上の衛星があります。

なお、人間が打ち上げた人工的な衛星は「人工衛星」と呼び、月などの天然の衛星と区別します。

衛星の特徴

  • 惑星の周りを公転する
  • 自ら光を発しない(恒星の光を反射)
  • 大きさや数は惑星によって異なる
  • 木星は72個、土星は66個以上の衛星を持つ

主な衛星の例

  • – 地球の唯一の衛星
  • フォボス・ダイモス – 火星の衛星
  • イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト – 木星の4大衛星(ガリレオ衛星)
  • タイタン – 土星最大の衛星、大気を持つ

語源・由来

「恒星」「惑星」という名前には、地球から見たときの動き方が関係しています。

「恒星」の由来

恒星は、英語の「fixed star」の漢訳です。「恒」は「恒久的」「変わらない」という意味で、夜空で位置を変えずに固定されているように見える星を表しています。

「惑星」の由来

惑星は、英語の「planet」の漢訳です。「planet」の語源はギリシャ語の「プラネテス」で、「さまよう人」「放浪者」という意味があります。恒星と違い、天球上をふらふらと移動するように見えることから「惑う星」=「惑星」と名付けられました。

なお、中国語では「行星(こうせい)」と呼びますが、日本では「恒星」と同音で紛らわしいため「惑星」が定着しました。

「衛星」の由来

「衛」は「守る」「付き従う」という意味で、惑星の周りを付き従うように回る星ということから「衛星」と名付けられました。

階層構造で覚える

恒星・惑星・衛星は、親子関係のような階層構造になっています。

階層 天体の種類 太陽系の例
親(中心) 恒星 太陽
惑星 地球
衛星

「太陽(恒星)→ 地球(惑星)→ 月(衛星)」という順番で、中心から外側に向かって階層が下がっていくと覚えましょう。

その他の天体

太陽系には、恒星・惑星・衛星以外にもさまざまな天体があります。

  • 準惑星 – 惑星の条件を一部満たさない天体(冥王星など)
  • 小惑星 – 主に火星と木星の間にある小さな天体
  • 彗星(すいせい) – 尾を引いて移動する天体(ハレー彗星など)

よくある質問

Q
月は惑星ではないの?
A
月は惑星ではなく衛星です。惑星は「恒星(太陽)の周りを回る天体」ですが、月は「惑星(地球)の周りを回る天体」なので衛星に分類されます。
Q
冥王星はなぜ惑星から外れた?
A
2006年に国際天文学連合が惑星の定義を明確化し、「軌道周辺の他の天体を排除していること」が条件に加わりました。冥王星はこの条件を満たさないため「準惑星」に再分類されました。
Q
「人工衛星」は衛星の一種?
A
人工衛星は、人間が打ち上げた人工的な物体で、惑星(主に地球)の周りを回っています。天然の衛星(月など)と区別するために「人工」をつけて呼びます。
Q
夜空で惑星と恒星を見分ける方法は?
A
恒星は「瞬く(またたく)」のに対し、惑星は瞬きません。これは惑星が地球に近く、見かけの大きさがあるためです。また、惑星は数日〜数週間で位置が変わります。