目次
  1. 「ローグライク」の意味と使い方
  2. 「ローグライト」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. 境界線は曖昧
  5. よくある質問
結論

「ローグライク」は、1980年のゲーム『Rogue』の特徴を厳密に踏襲したゲームジャンルで、死んだら全てリセットされる「パーマデス」が特徴です。「ローグライト」は、ローグライクの要素を「ライト(軽く)」取り入れたゲームで、死んでも一部の成長要素が引き継がれます。現在は両者が混同されることも多く、広い意味で「ローグライク」と呼ばれることもあります。

ローグライク

ろーぐらいく
『Rogue』に忠実なゲーム
死んだら全てリセット

ローグライト

ろーぐらいと
ローグ要素を軽く取り入れたゲーム
死んでも一部引き継ぎあり
項目 ローグライク ローグライト
意味 『Rogue』のようなゲーム ローグ要素を軽く取り入れたゲーム
死亡時 全てリセット(パーマデス) 一部の要素は引き継がれる
成長要素 プレイヤーの知識・経験のみ 恒久的なアップグレードあり
操作形式 ターン制・グリッド移動 リアルタイムアクションも含む
定義 厳密(ベルリン解釈) 曖昧(明確な定義なし)
代表作 不思議のダンジョン、風来のシレン HADES、Dead Cells、Vampire Survivors

「ローグライク」の意味と使い方

「ローグライク(Rogue-like)」「『Rogue』のような」という意味で、1980年にリリースされたダンジョン探索RPG『Rogue』の特徴を踏襲したゲームジャンルを指します。

2008年に開催された国際ローグライク開発会議で提示された「ベルリン解釈」では、ローグライクの要素として以下が挙げられています。

  • ランダムマップ生成:プレイするたびにダンジョンの構造が変わる
  • パーマデス:死んだらレベルもアイテムも全てリセット
  • ターン制:プレイヤーが行動するまで敵も動かない
  • グリッド移動:マス目単位で移動する
  • リソース管理:アイテムや食料を管理しながら進む

日本では『不思議のダンジョン』シリーズや『風来のシレン』シリーズが代表的なローグライクゲームとして知られています。

「ローグライク」を使った例文
  • ローグライクゲームは死んだら最初からやり直しだ。
  • 『風来のシレン』は日本を代表するローグライクだ。
  • ローグライクはプレイヤースキルが問われるジャンルだ。

「ローグライト」の意味と使い方

「ローグライト(Rogue-lite)」は、ローグライクの要素を「ライト(軽く)」取り入れたゲームを指します。「lite」は「light(軽い)」の略で、ローグライクの厳しさを緩和したゲームという意味です。

ローグライトの最大の特徴は、死んでも一部の成長要素が引き継がれることです。プレイを重ねるごとにキャラクターや装備が恒久的に強化されていくため、ローグライクよりもカジュアルに楽しめます。

また、ローグライトはターン制に限らず、リアルタイムアクションやデッキ構築など、様々なゲームジャンルと組み合わされています。

ローグライトという言葉は、ゲーム評論家のTotalBiscuit(John Peter Bain)氏が、ローグライクと区別するために提唱したとされています。

「ローグライト」を使った例文
  • 『HADES』はローグライトアクションの傑作だ。
  • ローグライトなら死んでも成長要素が残る。
  • 最近はローグライト要素を持つゲームが人気だ。

語源・由来

「ローグライク」の由来

「ローグライク」は英語の「Rogue-like」をカタカナにした言葉です。「like」は「〜のような」という意味で、「『Rogue』のようなゲーム」という意味になります。

元祖となる『Rogue』は1980年にリリースされたPCゲームで、ランダム生成されるダンジョンを探索するRPGです。当時はグラフィックではなく、プレイヤーを「@」、モンスターをアルファベット、壁を「|」や「-」で表現するテキストベースのゲームでした。

「ローグライト」の由来

「ローグライト」は英語の「Rogue-lite」をカタカナにした言葉です。「lite」は「light(軽い)」の略語で、ローグライクの要素を「軽く」取り入れたゲームという意味です。

2010年代以降、ローグライクの一部要素のみを採用したゲームが増え、従来のローグライクと区別するために「ローグライト」という言葉が使われるようになりました。

境界線は曖昧

実際のところ、ローグライクとローグライトの境界線は曖昧です。Steamなどのゲーム配信プラットフォームでも、両者は混同されて使われることが多く、ゲーム開発者やユーザーによって定義が異なることもあります。

Valveは「最近のゲームは厳密にはローグライトであるものが多いが、包括的な用語としてはローグライクが多く使われている」と説明しています。

一般的には以下のように使い分けられることが多いです。

  • ローグライク:『不思議のダンジョン』のようなターン制・グリッド移動のゲーム
  • ローグライト:ランダム生成と死亡リセットはあるが、恒久的な成長要素があるゲーム

ただし、両者を厳密に区別することにこだわる必要はなく、「ローグライク要素のあるゲーム」「ローグライク系」などと呼ばれることも多いです。

よくある質問

Q
「ベルリン解釈」とは何ですか?
A
2008年に開催された国際ローグライク開発会議で提示された、ローグライクゲームの厳密な定義です。ランダムマップ生成、パーマデス、ターン制、グリッド移動などの要素が挙げられています。
Q
「パーマデス」とは何ですか?
A
「パーマネントデス(Permanent Death)」の略で、「永久の死」を意味します。ゲーム内でキャラクターが死亡すると、レベルやアイテムが全てリセットされ、最初からやり直しになるシステムのことです。
Q
『Vampire Survivors』はローグライク?ローグライト?
A
『Vampire Survivors』はローグライトに分類されます。死亡してもコインを使って恒久的な強化ができるため、ローグライクの「全てリセット」という要素が緩和されています。
Q
ローグライクとローグライト、どちらが難しい?
A
一般的にローグライクの方が難しいとされています。ローグライクは死んだら全てリセットされるため、プレイヤーの知識と経験だけが頼りです。ローグライトは繰り返しプレイすることでキャラクターが強化されるため、初心者でもクリアしやすい傾向があります。