「創作」は新しく作り出すこと全般を指す日本語で、料理や工芸など幅広い分野で使えます。「フィクション」は架空の物語・虚構を指す英語由来の言葉で、小説や映画などの作品ジャンルに使います。創作は「作る行為」、フィクションは「架空であること」に重点があります。
| 項目 | 創作 | フィクション |
|---|---|---|
| 基本的な意味 | 新しく作り出すこと | 架空の物語・虚構 |
| 語種 | 和製漢語(日本語) | 外来語(英語由来) |
| 対象分野 | 広い(料理・工芸・文学など) | 物語作品に限定 |
| 重点 | 「作る」という行為 | 「架空である」という性質 |
| 対義語 | 模倣・既製 | ノンフィクション |
| 使用例 | 創作料理、創作活動 | フィクション作品、SF |
「創作」の意味と使い方
「創作」は、新しく作り出すこと、独自のものを生み出すことを意味する言葉です。模倣ではなく、オリジナルで創造するニュアンスがあります。
創作の特徴は、対象分野が広い点です。文学作品だけでなく、「創作料理」「創作ダンス」「創作活動」のように、料理・芸術・工芸など様々な分野で使えます。
また、「その話は創作だ」のように、事実ではなく作り話であることを指す使い方もあります。この意味ではフィクションに近くなります。
- この店は創作料理が自慢だ。
- 彼女は創作活動に専念している。
- その話は彼の創作だった。
「フィクション」の意味と使い方
「フィクション」は、作者の想像によって創作された架空の物語を意味する言葉です。実際には存在しない人物や出来事を描いた作品を指します。
フィクションの特徴は、物語作品に特化している点です。「フィクション作品」「サイエンス・フィクション(SF)」のように、小説・映画・ドラマなどの作品ジャンルを表します。「フィクション料理」とは言いません。
映画やドラマのエンドロールで「この物語はフィクションです」という注意書きを見ることがありますが、これは作品が創作であり実在の人物・団体とは関係ないことを示しています。
- この小説はフィクションだが、リアリティがある。
- 「この物語はフィクションです」という注意書きがあった。
- SF(サイエンス・フィクション)は私の好きなジャンルだ。
語源・由来
「創作」の由来
「創作」は「創(そう)」と「作(さく)」を組み合わせた和製漢語です。「創」は「はじめて作る、切り開く」、「作」は「つくる」を意味します。合わせて「新しく作り出す」という意味になります。
「創造」「創意工夫」「独創」など、「創」の字は「新しく生み出す」というニュアンスを持つ熟語に使われます。
「フィクション」の由来
「フィクション」は英語の「fiction」をカタカナにした外来語です。語源はラテン語の「fictio」で、「形作ること」「作り上げること」を意味します。そこから「虚構」「創作物語」という意味になりました。
使い分けのポイント
「創作」を使う場面
- 新しく作り出すこと全般:創作活動、創作意欲
- 料理・工芸などの分野:創作料理、創作ダンス
- 作り話であることを指すとき:その話は創作だ
「フィクション」を使う場面
- 架空の物語作品を指すとき:フィクション作品
- 作品ジャンルを表すとき:SF(サイエンス・フィクション)
- 実在の人物・団体と無関係であることを示すとき
置き換えられるケース
「この話は創作だ」と「この話はフィクションだ」は、どちらも「作り話である」という意味で置き換え可能です。ただし「創作」は日本語として自然で、「フィクション」は外来語として少しフォーマルな印象があります。
よくある質問
「創作」と「フィクション」は同じ意味?
「架空の話」という意味では重なる部分がありますが、完全に同じではありません。「創作」は作る行為全般を指し、料理や工芸にも使えます。「フィクション」は架空の物語作品に限定されます。
「創作料理」を英語で言うと?
「creative cuisine」「original cuisine」などと言います。「fiction cuisine」とは言いません。フィクションは物語作品に使う言葉だからです。
「創作」の対義語は?
「模倣」「既製」「コピー」などが対義語にあたります。創作が「新しく作り出す」ことを意味するのに対し、これらは「真似る」「既存のもの」を意味します。
「二次創作」と「ファンフィクション」の違いは?
ほぼ同じ意味です。どちらも既存作品のキャラクターや設定を使ったファンによる創作物を指します。「二次創作」は日本語圏で、「ファンフィクション」は英語圏でよく使われます。