目次
  1. 「実話」の意味と使い方
  2. 「史実」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. 使い分けのポイント
  5. よくある質問
結論

「実話」は本当にあった話全般を指し、身近な体験談から事件まで幅広く使えます。「史実」は歴史上の事実を指し、歴史的に重要な出来事に限定して使います。実話は「話」、史実は「歴史」に重点があるという違いです。

実話

じつわ
本当にあった話
体験談・事件など幅広く

史実

しじつ
歴史上の事実
歴史的に重要な出来事
項目 実話 史実
基本的な意味 本当にあった話 歴史上の事実
対象範囲 広い(身近な話も含む) 狭い(歴史的出来事に限定)
時代 問わない(現代も可) 主に過去の歴史
重点 「話」であること 「歴史」であること
使用例 実話をもとにした映画 史実に忠実な小説

「実話」の意味と使い方

「実話」本当にあった話・実際に起きた出来事を意味する言葉です。作り話ではない、事実そのものを指します。

実話の特徴は、対象範囲が広い点です。歴史的な大事件から、友人の体験談、怪談話まで、「本当にあったこと」であれば実話と呼べます。時代も問わず、現代の出来事でも実話です。

映画やドラマでは「実話をもとにした」「実話に基づく」という表現がよく使われます。これは、その作品の題材が実際の出来事であることを強調しています。

「実話」を使った例文
  • この映画実話をもとにしている。
  • 嘘のような話だが、これは実話だ。
  • 実話怪談を集めた本を読んだ。

「史実」の意味と使い方

「史実」は、歴史上の事実・歴史的に実際にあった出来事を意味する言葉です。歴史書や記録に残されている事実を指します。

史実の特徴は、対象が歴史的に重要な出来事に限定される点です。戦国時代の合戦、明治維新、世界大戦などが該当します。「友人の体験談」のような身近な話には使いません。

歴史小説や大河ドラマでは「史実に基づく」「史実に忠実」という表現がよく使われます。これは、その作品が歴史的事実を踏まえていることを示しています。

「史実」を使った例文
  • この小説は史実に忠実に書かれている。
  • 大河ドラマは史実とフィクションが混在している。
  • 史実では、この戦いは別の場所で行われた。

語源・由来

「実話」の由来

「実話」は「実(じつ)」と「話(わ)」を組み合わせた和製漢語です。「実」は「本当の、事実の」、「話」は「話、物語」を意味し、合わせて「本当の話」となります。

「史実」の由来

「史実」は「史(し)」と「実(じつ)」を組み合わせた漢語です。「史」は「歴史」、「実」は「事実」を意味し、合わせて「歴史上の事実」となります。

「史」の字は、歴史を記録する官吏(史官)に由来し、歴史書や記録に関することを表します。

使い分けのポイント

「実話」と「史実」は、以下のように使い分けます。

「実話」を使う場面

  • 本当にあった話全般を指すとき
  • 映画やドラマの題材が実際の出来事であることを示すとき
  • 体験談・事件・怪談など幅広い「話」を指すとき

「史実」を使う場面

  • 歴史上の出来事について言及するとき
  • 歴史小説・時代劇の正確さを論じるとき
  • 歴史的事実と創作を区別するとき

置き換えられるケース

歴史的な事件を題材にした作品では、両方使える場合があります。ただし「実話」は「話」としての側面を、「史実」は「歴史」としての側面を強調します。

よくある質問

Q
「実話に基づく」と「史実に基づく」の違いは?
A
「実話に基づく」は本当にあった話(現代の事件も含む)が題材であることを示します。「史実に基づく」は歴史的な出来事が題材であることを示し、歴史小説や時代劇に使われます。
Q
「史実」と「事実」の違いは?
A
「事実」は実際に起こったこと全般を指す広い言葉です。「史実」は事実の中でも「歴史上の事実」に限定されます。つまり、史実は事実の一種と言えます。
Q
現代の事件は「史実」と言える?
A
一般的には、現代の事件は「史実」とは呼びません。史実は過去の歴史的出来事を指すため、現代の事件には「実話」「事実」を使います。ただし、将来的に歴史として語られるようになれば「史実」と呼ばれるかもしれません。
Q
「史実」は絶対に正しい?
A
史実は歴史資料に基づいて考察された「最も妥当と思われる出来事」であり、新資料の発見や研究の進展で解釈が変わることがあります。「実際に起きた事実」と「史料に基づく史実」は厳密には異なる場合もあります。