目次
  1. 「ホラー」の意味と使い方
  2. 「スプラッター」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. ホラーのサブジャンル
  5. よくある質問
結論

「ホラー」は恐怖をテーマにした作品全般を指す大きなジャンル名です。「スプラッター」はホラーの中でも、血しぶきや人体損壊など過激な残酷描写を売りにした作品を指します。つまりスプラッターはホラーの一種(サブジャンル)であり、すべてのスプラッター映画はホラー映画ですが、すべてのホラー映画がスプラッターではありません。

ホラー

ほらー
恐怖をテーマにした作品全般
心理的・超常的な恐怖を含む

スプラッター

すぷらったー
ホラーのサブジャンル
血しぶき・残酷描写が特徴
項目 ホラー スプラッター
基本的な意味 恐怖をテーマにした作品全般 残酷描写を売りにしたホラーの一種
語源 horror(恐怖) splatter(飛び散る)
恐怖の与え方 心理的・超常的・視覚的など多様 視覚的な残酷描写
重視する要素 雰囲気・心理・ストーリー 血しぶき・人体損壊・特殊メイク
関係性 大カテゴリ(親ジャンル) サブジャンル(子ジャンル)
代表作 リング、エクソシスト、シャイニング 13日の金曜日、SAW、悪魔のいけにえ

「ホラー」の意味と使い方

「ホラー」恐怖を感じさせることを目的とした作品全般を指すジャンル名です。映画、小説、ゲームなど幅広いメディアで使われます。

ホラー作品が与える恐怖には、さまざまな種類があります。幽霊や悪魔といった超常現象による恐怖、殺人鬼に追われる恐怖、じわじわと迫る心理的な恐怖など、その表現方法は多岐にわたります。

ホラーには多くのサブジャンルがあり、オカルトホラー、サイコホラー、ゾンビホラー、スラッシャーホラー、そしてスプラッターホラーなどに細分化されます。

「ホラー」を使った例文
  • 今夜はホラー映画を観て過ごそう。
  • 彼女はホラー小説が大好きで、毎月何冊も読んでいる。
  • この作品はホラーとコメディを融合させた新感覚の映画だ。

「スプラッター」の意味と使い方

「スプラッター」は、血しぶきや人体損壊など、過激な残酷描写を売りにしたホラー作品を指します。英語の「splatter(飛び散る)」が語源で、血が飛び散る様子に由来しています。

スプラッター作品の特徴は、視覚的なショックを与えることに重点を置いている点です。心理的な恐怖よりも、首や手足の切断、内臓の露出、大量の出血といったグロテスクな描写によって観客を驚かせます。

1980年代に「スプラッター・ムービー」という呼称が定着し、それ以前は「ゴア・ムービー(gore movie)」と呼ばれていました。「ゴア」は「血のり」を意味する英語です。

「スプラッター」を使った例文
  • この映画スプラッター描写が激しいので、苦手な人は注意が必要だ。
  • 80年代はスプラッター映画の黄金期だった。
  • スプラッターシーンの特殊メイクが見事だった。

語源・由来

「ホラー」の由来

「ホラー」は英語の「horror」をカタカナにした言葉で、「恐怖」「戦慄」を意味します。ラテン語で「身の毛がよだつ」を意味する「horrere」が語源です。

映画ジャンルとしてのホラーは、1920年代のドイツ表現主義映画や、1930年代のユニバーサル・モンスター映画(フランケンシュタイン、ドラキュラなど)から発展しました。

「スプラッター」の由来

「スプラッター」は英語の「splatter」をカタカナにした言葉で、「液体がはねる、飛び散る」という意味です。血しぶきが飛び散る様子から、このジャンル名がつきました。

映画ジャンルとしてのスプラッターは、1963年にハーシェル・ゴードン・ルイス監督の『血の祝祭日』によって始まったとされています。この作品は、眼球をえぐり出したり手足を切断したりする残酷シーンを初めて直接的に描写した映画でした。

ホラーのサブジャンル

ホラーには多くのサブジャンルがあり、スプラッターはその一つです。主なサブジャンルを紹介します。

オカルトホラー

悪魔、悪霊、呪いなど超自然的な存在を扱うホラー。『エクソシスト』『オーメン』などが代表作です。

サイコホラー

人間の異常心理や狂気を描くホラー。『羊たちの沈黙』『サイコ』などが代表作です。

スラッシャーホラー

殺人鬼が若者たちを次々と襲う形式のホラー。『ハロウィン』『エルム街の悪夢』などが代表作です。スプラッターと混同されやすいですが、スラッシャーは「誰が次に殺されるか」というサスペンス要素を重視し、スプラッターは「どう殺されるか」という残酷描写を重視する点が異なります。

Jホラー

日本発祥のホラー。『リング』『呪怨』など、心理的な恐怖や「じめっとした」雰囲気を特徴とします。

よくある質問

Q
「ゴア」と「スプラッター」は同じ意味?
A
ほぼ同じ意味で使われます。「ゴア(gore)」は血のりを意味する英語で、1970年代以前は「ゴア・ムービー」と呼ばれていました。1980年代に「スプラッター・ムービー」という呼称が定着し、現在はこちらが一般的です。
Q
「スラッシャー」と「スプラッター」の違いは?
A
スラッシャーは殺人鬼が若者を次々と襲う「形式」を指し、サスペンス要素を重視します。スプラッターは血しぶきや残酷描写という「表現方法」を指します。スラッシャー映画にスプラッター描写が含まれることも多く、両方の要素を持つ作品もあります。
Q
スプラッター映画の代表作は?
A
『13日の金曜日』『悪魔のいけにえ』『死霊のはらわた』『SAW』『ホステル』などが代表作として挙げられます。日本映画では『死霊の罠』(1988年)が初のスプラッター映画とされています。
Q
ホラーが苦手な人でも観られるホラー映画はある?
A
スプラッター描写が少なく、心理的な恐怖を重視した作品なら比較的観やすいです。また「ホラーコメディ」と呼ばれるジャンルは、笑いの要素で恐怖が和らげられているため、入門編としておすすめです。