いずれも伏せ字や不特定のものを表す言葉ですが、ニュアンスが異なります。「ホニャララ」は伏せ字(○○)を読むときに使う中立的な表現。「チョメチョメ」は伏せ字(××)を読むときに使いますが、下ネタ・性的なニュアンスを含むことが多い言葉。「ナントカ」は名前や言葉が思い出せないときや、不特定のものを指すときに使う最も一般的な表現です。
| 項目 | ホニャララ | チョメチョメ | ナントカ |
|---|---|---|---|
| 主な用途 | 伏せ字(○○)を読む | 伏せ字(××)を読む | 思い出せない名前を指す |
| ニュアンス | 中立的 | 下ネタ・性的 | 中立的 |
| 由来 | 久米宏(1975年〜) | 山城新伍(1979年〜) | 古くからある日本語 |
| 番組 | ぴったし カン・カン | アイ・アイゲーム | - |
| 使用例 | ホニャララ株式会社 | 昨日チョメチョメした? | ナントカさんが言ってた |
「ホニャララ」の意味と使い方
「ホニャララ」は、伏せ字(○○や××)を声に出して読むときに使う言葉です。穴埋めクイズの空白部分を読むときや、仮の名前・架空の名前が必要なときにも使われます。
「ホニャララ」は中立的な表現で、下ネタのニュアンスはありません。ビジネス文書のサンプルで「ホニャララ株式会社」と書いたり、クイズ番組で「ホニャララに入る言葉は?」と出題したりと、幅広い場面で使えます。
- 問題です。「○○は1603年に江戸幕府を開いた」。ホニャララに入る人物は誰でしょう?
- 契約書のサンプルに「ホニャララ株式会社」と書いておいた。
- レッツ!ホニャララ!!
「チョメチョメ」の意味と使い方
「チョメチョメ」も伏せ字を読むときに使う言葉ですが、下ネタや性的な内容を伏せるときに使われることが多い点が特徴です。
「チョメチョメ」は「××」(バツ印)を読む言葉として生まれました。「×」には「駄目」「いけない」という意味があることから、言ってはいけない言葉、特に性的な内容を連想させる言葉として定着しました。
そのため、「チョメチョメ」を使うと、たとえ本人にその意図がなくても、下ネタのニュアンスで受け取られる可能性があります。ビジネスシーンやフォーマルな場では避けた方が無難です。
- この××の部分に入る言葉は何だろう?→「チョメチョメ」に入る言葉は何だろう?
- 昨日、彼女とチョメチョメしたらしいよ。
- あの二人、もうチョメチョメしたの?
「ナントカ」の意味と使い方
「ナントカ」は、名前や言葉が思い出せないときや、不特定のものを指すときに使う言葉です。漢字では「何とか」と書きます。
「ホニャララ」「チョメチョメ」がテレビ番組から生まれた言葉であるのに対し、「ナントカ」は古くから日本語にある表現です。最も一般的で、老若男女を問わず使われています。
「ナントカさん」「ナントカって店」のように、具体的な名前が出てこないときの代用として使うのが典型的な用法です。
- ほら、あのナントカさんが言ってたやつ。
- 駅前のナントカって店、美味しいらしいよ。
- ナントカかんとか言い訳してたけど、結局遅刻した。
語源・由来
「ホニャララ」の由来
「ホニャララ」は、TBSのクイズ番組「ぴったし カン・カン」(1975年〜1986年)で、司会の久米宏が問題を読み上げる際、正解部分を「ホニャララ」と読んだのが始まりとされています。
クレージーキャッツの「ホンダラ行進曲」(1961年)の「ホンダラッタ」が元になっているという説もあります。
「チョメチョメ」の由来
「チョメチョメ」は、フジテレビのクイズ番組「アイ・アイゲーム」(1979年〜1985年)で、司会の山城新伍が伏せ字(××)を「チョメチョメ」と読んだことから広まりました。1981年には流行語にもなっています。
番組では下ネタを連想させる穴埋め問題が多く出題されたため、「チョメチョメ」自体に下ネタのイメージが定着しました。
なお、楳図かずおの漫画「まことちゃん」が1977年から「チョメチョメ」を使用しており、そちらが起源という説もあります。
「ナントカ」の由来
「ナントカ(何とか)」は、古くから日本語にある言葉です。「何」に「とか」が付いた形で、不定のものを指す表現として使われてきました。テレビ番組由来の「ホニャララ」「チョメチョメ」とは異なり、特定の起源はありません。
使い分けのポイント
3つの言葉は似ているようで、使う場面やニュアンスが異なります。以下のポイントを参考にしてください。
「ホニャララ」を使う場面
- クイズや穴埋め問題の空白を読むとき
- 仮の名前が必要なとき(ホニャララ商事、ホニャララさん)
- 下ネタのニュアンスなく伏せ字を読みたいとき
「チョメチョメ」を使う場面
- 下ネタや性的な内容をぼかしたいとき
- 昭和レトロな雰囲気を出したいとき
- 親しい間柄での冗談として
「ナントカ」を使う場面
- 名前や言葉が思い出せないとき
- 具体的に言いたくない・言う必要がないとき
- フォーマルな場面でも使いたいとき
よくある質問
ビジネスで使うならどれが適切?
「ナントカ」が最も無難です。「ホニャララ」も中立的ですが、ややカジュアルな印象があります。「チョメチョメ」は下ネタのニュアンスがあるため、ビジネスシーンでは避けましょう。
「チョメチョメ」は死語?
流行したのは1980年代なので、若い世代には馴染みがない言葉です。ただし、お笑いコンビ「XXCLUB(チョメチョメクラブ)」のコンビ名に使われるなど、現在でも一定の認知度はあります。
「なんちゃら」「うんぬん」との違いは?
「なんちゃら」は「ナントカ」とほぼ同じ意味のくだけた表現です。「うんぬん(云々)」は「〜などと言っていた」「〜といった内容」という意味で、省略して詳しく言わないときに使います。
「ペケペケ」とは?
「ペケ」は「×」(バツ印)を表す俗語で、「ペケペケ」は「チョメチョメ」と同様に伏せ字を読むときに使われることがあります。ただし「チョメチョメ」ほど広まっておらず、使用頻度は低いです。